ウィンドウズを提供するマイクロソフト社はユーザーが安心して利用できるように日々製品のバグやセキュリティの対策を講じています。それらが実施されている期間を「サポート期間」と呼びます。そして、「サポート期間」はソフトウェアごとにそれぞれ期限が定められています。
XPは2013年10月現在もセキュリティのサポートのみが受けられる「延長サポート」の期間中ですが、これも2014年4月9日(日本時間)に終了します。また、この日をもってMicrosoft Office 2003とInternet Explorer 6のサポートも終了します。
※日本マイクロソフト社「Windows 製品のサポート ライフサイクル について」
サポートが切れたXPを使い続けたら、どうなるのでしょう?
パソコンが安全に使えなくなります!!
悪質なユーザーによる攻撃や不審なアクセスは、ウィンドウズ内のセキュリティ上の弱点に向かって仕掛けられます。これに対して、パソコン側は「Windows Update」で配信される「セキュリティの更新プログラム」とセキュリティソフトで不正なアクセスをブロックします。
しかし、セキュリティのサポートが切れると、新たに見つかった弱点を補強するための「更新プログラム」が配信されないため、弱点が放置されたままになってしまうのです。
さらに、ソフトウェアの開発会社はサポートが終了したOSは新たな開発の対象から外すことが考えれます。そのため、セキュリティソフトも新しい弱点に対応できない可能性が高くなります。
同じ理由で新しいソフトウェアやプリンタなどの周辺機器が動かない恐れがあります。
XPのサポートが終わる前に、どうすればいいの?
- ウィンドウズをXPから新しいOSにアップグレードしましょう。
- ウィンドウズ7や8などが入ったパソコンに買い替えましょう。
ただし、XPと同じようにOSは古いものから段階的にサポート期間が終わります。XPの次にサポートが切れるのはVistaで、期限は4年後の2017年4月11日です。これからOSをアップグレードするなら、少しでもサポート期間の長い7や8をオススメします。
2014年に入ると、XPユーザーがパソコンをいっせいに買い替え始めると予想されています。「欲しいパソコンを買いそびれた!」ということになる前に対応しておくのがオススメです。
いくら安全第一とはいえ、ウェブやメールが使えないのはとても不便!しかも、CD-ROMやメモリディスクなどからのウイルス感染の可能性もあります。
やはり、ウインドウズ7、または8のパソコンを購入するのをおススメします。
Windows XP サポート終了とパソコン移行方法のご案内(BIGLOBE)
▼Windows XP、Vistaからのデータ移行方法に不安がある方はこちらもチェック
⇒ [保存版]パソコンデータ 引越しマニュアル(サーイ・イサラ 2013年12月号)