仕事に欠かせないアプリケーションソフトのひとつ、Word。
「書式」の機能を活用すると、便利に、簡単に、見栄えのする文書が作成できます。
なかでもよく使われる機能の一つが「箇条書き」。
行の頭に「・」や「●」などのマークを付け、行頭を揃えたリストを作るのに、使っている人も多いでしょう。
箇条書きの使い方
箇条書きを選ぶと、「Enter」キーを押すと自動的に次の行の頭に記号が入力されるようになります。
箇条書きのなかで改行したいときは
便利な箇条書きですが、こんなふうに書きたいのに、と困ったことはないでしょうか?
つまり、箇条書きのなかで補足などを書き添えたいとき、箇条書きの文字と頭を揃えつつ、行頭の記号は付けずに改行したい……ということです。
簡単な方法がありますのでご紹介します。
「Shift」キー+「Enter」キー
箇条書きのなかで改行したいときは、「Enter」キーを押すときに、「Shift」キーを一緒に使います。
先に「Shift」キーを押して、キーを押したまま「Enter」キーで改行すると、箇条書きの記号を付けずに改行できます。
編集記号の違いに注目
「Enter」での改行と、「Shift」キー+「Enter」キーでの改行では、画面に表示される段落記号が異なっていることに、注目してください。
行の末尾の段落記号が、「Shift」だけを押した改行では「↲」ですが、「Shift」キー+「Enter」キーで改行した場合は「↓」になります。
これで、この箇所は通常の改行とは違うことが分かるようになっています。
編集記号が画面に表示されていない場合は、「ファイル」メニューから「その他」-「オプション」を選んで、表示されたメニューのなかから「表示」をクリック、「常に画面に表示するされる編集記号」のなかで「段落記号」にチェックをつけておきます。
箇条書きの見栄えの細部までこだわりたくても、方法が分からずあきらめていた人も、これでスッキリしましたね。ぜひ、この小技を使ってみてください!