「OneDrive」とは?
Windows 10アップデートしたら、ファイルを保存するときにローカルのフォルダではなく「Microsoft OneDrive」が規定フォルダとして出てくるようになって、戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
Windows 10に標準インストールされているアプリ「Microsoft OneDrive」。これは、Microsoftが提供するオンラインストレージサービスです。
とはいえ、「オンラインストレージサービス」と言われても、中にはピンとこない人もいるかもしれません。オンラインストレージサービスは、写真や書類をはじめとするさまざまなファイルをオンライン上で保存・管理できるサービスです。
たとえば、外出時にスマートフォンで撮影した写真をOneDrive上に保存しておけば、帰宅後すぐにパソコンでその写真を閲覧したり編集したりできます。わざわざメールで送信する必要はなく、ただ保存するだけでOK。
OneDriveの場合、基本無料で5GBのストレージを利用できます。 Windows 10の初期設定時にサインインするように促されるため、登録して使っている人も少なくないのではないでしょうか。
ちなみに、OneDrive以外の類似サービスとしては、DropboxやGoogleドライブなどが挙げられます。
OneDriveが自動で起動するのを止めるには?
しかし一方では、「あまり使わないのに登録してしまって、データの通信量が増えていないか気になっている」「普段はローカルに保存したいのに、ファイルを保存しようとするとOneDriveがデフォルトになっていて困る」という人もいるかもしれません。
まったく使わないのでしたらアンインストールしてしまっても問題ありませんが、使用することもある、今後使用するかもしれない、という方もいますよね。
その場合は、自動で起動する設定を無効にしてしまいましょう。設定の変更は、以下の手順で行います。
WindowsのタスクバーからOneDriveのメニューを開き、「設定」を選択。
「設定」の項目から、「Windowsにサインインしたときに OneDrive を自動的に開始する」のチェックボックスのチェックを外します。これで、Windowsを起動すると同時にOneDriveが起動しなくなります。
また、もしアプリを使う予定がないようでしたら、アンインストールしてしまうのもひとつの手です。OneDriveはWindowsに必須のアプリではありませんので、削除してしまっても問題ありません。
Windowsの「設定」画面から、「アプリと機能」の項目を選択。アプリ一覧から「Microsoft OneDrive」を探して、「アンインストール」をクリックすれば削除できます。
OneDriveは必要?
以上、OneDriveを停止もしくは削除する方法を紹介しました。
起動するたびにポップアップが表示されると邪魔にも感じられますが、オンラインストレージ自体は便利なサービスです。重要なファイルのバックアップにも使えますし、特にOneDriveはOfficeアプリと連携しているため、書類作成などの場面では重宝することでしょう。
ただ、DropboxやGoogleドライブなどの類似サービスを使っている人は、わざわざ乗り換える必要性を感じられないかもしれません。その場合、OneDriveの無料プランには5GBの制限もありますので、補助的に利用するのもひとつの手ですね。