「仮想デスクトップ」機能ってなに?
Windows10の新機能として「仮想デスクトップ」が加わり注目となっています。仮想デスクトップは、簡単にいうならデスクトップを二つに分ける機能。といっても、画面を分割するということではありません。
仮想デスクトップは、デスクトップ環境を拡張する機能で、パソコン内にデスクトップ画面を追加し、作業スペースを確保できる機能です。
つまり、1台のパソコンで複数台のデスクトップを使うことができるイメージです。
Apple社製のMacbookを使っている方にはおなじみの「新しい作業スペースを確保する」ような使い方です。この機能はすでにMacbookでは一般的であり、その機能がよくWindowsと比較されることもありました。
仮想デスクトップのメリットは、仕事とプライベートやプロジェクトごとなど、デスクトップを分けて作業することができること。これにより、作業が格段にはかどります。
私はつい最近までMacbookを利用していたのですが、この機能を重宝しすぎていたゆえにWindowsパソコンに戻れずにいました。
複数のソフトやいくつものウィンドウを開いたまま作業する人にとっては、作業スペースを分割・切り替えでき作業効率がアップすること間違いなし! それでは、早速使い方について確認していきましょう。
作業効率がアップ!仮想デスクトップの使い方
タスクバーの「タスクビュー」から追加・削除・切り替えができる
仮想デスクトップの使い方はとても簡単です。特に何かを準備する必要はありません。
Windows10のタスクバーの一番左にある「タスクビュー」で新しい仮想デスクトップの追加・削除・切り替えができます。
▲「タスクビュー」クリック後の画面。右の「新しいデスクトップ」で仮想デスクトップを追加できる。選択中のデスクトップで開いているソフトが上画面に表示される
仮想デスクトップを使ってWord文書とWebページをそれぞれフル表示し、切り替えながら使えば作業がスムーズです。
例えば、13インチ程度のノートパソコンであれば、Webページを見ながらWordで文書を書く、といった作業が一つの画面にウィンドウを二つくらいしか表示できません。仮想デスクトップ機能を使えば、小さな画面でも平行して作業ができます。
タスクビューの切り替え画面で上部に表示されるソフト一覧は、ドラッグして別の仮想デスクトップに移すことも可能です。
キーボードでサクッと切り替え
とはいえ、せっかちな性格であれば、マウスでポチポチと作業スペースを切り替えるのもわずらわしくなってしまいます。
マウスを使わずサクッと切り替えたい場合は、キーボードの「Windowsロゴキー+Ctrl+←or→」で切り替えられます。切り替えるたびにマウスをぽちっとするよりは作業がスムーズです。
また、新しい仮想デスクトップの追加は「Windowsロゴキー+Ctrl+D」で追加でき、その他にもキーボードでショートカットできる使いこなし方が多々あります。
仮想デスクトップで仕事がサクサク
仮想デスクトップについていかがでしたか?
Macbookの便利な機能がWindowsでも体感できるようになりました。パソコンの処理能力がアップしたことで、複数のアプリやソフトを立ち上げて、作業を同時進行で進めるという使い方も一般的です。
仮想デスクトップ機能を利用すれば、仕事でもプライベートでもさらに便利にパソコンを活用できそうですね。