アップアップガールズ(仮)

前回のインタビューから9ヶ月。その間富士山頂ライブ、初のオリコンTOP10入り等々、目標を達成し続けてきた彼女たちだが、目指している日本武道館でのライブ達成に向け必要なものは何だろうか。これまでも横浜BLITZ、中野サンプラザと念願の地でのライブを実現し続けてきた彼女たちは、今回もその目標を無事に達成することはできるのだろうか。今の心境を伺った。

――今のアプガについてお聞きします。前回お話を伺ったのが中野サンプラザ公演直後でしたが、その後、富士山頂ライブや昨年11月発売のシングル「Beautiful Dreamer」での1万枚突破&オリコン10位以内の目標達成、そして今は日本武道館を目指して頑張ってます、という中、今のアプガってどういう状況かなって。

一同(しばし考える)

古川小夏「なんでしょうね...『最大のチャンス』とか『今行かないと』みたいなことは結成時からずっと言っているのですが、でも、本当に今行かないとヤバイよね、この勢いで行けなかったらヤバイよね、というのはみんな自覚しています。」

関根梓「最近何かのライブで言いましたね。『今年は本当に勝負の年で』と。」

古川小夏「毎年言っているよね。」

関根梓「でも今まで以上に気持ちが高まっていて。」

古川小夏「というより期限が迫っています。今までは『勝負の年にしたい』という気持ちでしたが、この勢いで来れている分、今年頑張れなかったらもう次はないって思った方がいいなと。」

――毎年勝負勝負と言っていたけれど、そういつまで言っていられないというか。

古川小夏「せっかく今いい調子で来れているので、ここでいいところまで行けなかったら本当にヤバイだろうなというのはメンバー自身も自覚しているので、今までとは違うリアルな勝負の年にしなきゃいけないなと。」

古川小夏
古川小夏

――今までのアプガって世間的なアイドルブームの流れにも乗れていた気がします。でもそのブーム全体がちょっと落ち着いてきている気がしているんです。どのグループも壁に直面しているというか。アプガも横浜BLITZ、中野サンプラザと急上昇で来たけれど、そのときの上昇よりは角度は緩やかになっている気がします。

古川小夏「そうですね...先は長いですね。でも、私は今回のアイドルブームでアイドルへの見方が変わった気がするんです。他のジャンルの方も、私たちが足を踏み入れたら見てはいただけるというか。そこからどう心を動かすかは私たち次第ですけれど、昔のアイドルはみんながお人形さんみたいな、アイドルのあるべき形を考えたような時代よりは、アイドルというものを身近に感じてもらえているのかなと思うので。

その分、『アイドルが好き』という方だけだとこれからどんどんファンは減っていくと思うので、視野を広げていかなければと。今年もみなさんが『アプガは何をやっているんだろう』って気になってもらえるようなことをたくさんやれていけばいいなと思うし、ちょっと気になって見に来て下さった方にも『楽しいな』と思ってもらえるようなライブ作りというか。アイドルファンではない方々にも向けた活動を意識してやっていかなければいけないと思いますね。」

――アプガは結成して4年たって、これだけたくさんライブなど活動をこなした中で、例えば今までは1/10だった一つのライブが1/100のように、一つ一つのライブの濃度が薄くなると思うんです。そうやってアプガとして活動する時間が長くなってきた中で、デビューしたときに思っていた「アプガとは」というのが、今は変わってきているのではないでしょうか。

佐藤綾乃「...あまりわからないのですが、最近は富士山に登ったり自衛隊に教練体験をしたり『アプガは本当にどこ目指しているんだ』と言われるようになって。最初は完璧に歌もうまくてダンスもうまくてトーク力もあって、というものにあこがれていたけれど、もちろん才能とかもありますけれど、ある程度練習したらそれなりに歌がうまくなれるし、ダンスもうまくなれると思うのですが、

こうやってライブ一つ一つに対して思いっきり、力尽きるまで踊ったりとか、本当にバカなことをやったりバカな挑戦ができるのはやっぱりアプガだからだと思うので。無理にきれいなものを目指さなくていいんだ、というのはアプガを4年間やってきてとても思いました。」

――「こういうのじゃなきゃダメなんだ」と思っていたけれど、目の前にあるものを一つ一つやっていけばいいんだ、というか。

佐藤綾乃「なんか...きれいなものが全て、じゃないし、汗くさい部分や人間じみたアイドルとか、そういうのを出せるのがアプガだから、アプガはアプガ色というものを大切にしていけたらいいなと思います。」

――なるほど。そんな心境の変化というのが皆さんにも生まれているんでしょうか。

関根梓「どことなく自分の中で、アプガの関根梓でいる時間の考え方、というのは変わったなというのはあるのですが、それが何がきっかけでどういう志向に変わったかというのはわかっていないんです。でも、立ち位置とか自分がどうあるべきか、というのは前とは全然違う考え方になってきたし、それが何かというのはわからないのですが...本当にここ2、3ヶ月で変わりましたね。」

関根梓
関根梓

――今回「サードアルバム(仮)」が出ます、47都道府県ツアーが始まります、という中で、日本武道館でのライブのためには何が必要なんだろう、と思ってらっしゃいますか。

佐藤綾乃「『過大なる自信』です。本当にでかすぎるほどの自信がないと武道館には行けないなと思っていて。最近は自分たちのライブには自信を持っていて、『ライブに来てくれればアプガの良さは伝わるよ』というのは自信持って言えるようになったのですが、個々、自分たちの持っているものに対しての自信がまだ小さいので、それが大きくなれば武道館には行けると思うんですよ。やっぱり個々から発してくる強いオーラみたいなものがまだ少し足りないのかな、って。」

佐藤綾乃
佐藤綾乃

――でも1万枚の売り上げを達成したり、過大ではないかもしれないけれど自信がついてもいいと思うんですけれどね。そこで「ダメだなあ」と思うことが何かあるのかな、と。

古川小夏「元々自信がないですね。そういうタイプだからだと思います。でもその私たちが今やっとライブでは自信持って戦えるようになったので。『私たちのライブに来てもらえれば楽しんでもらえます!』と言えるようになったことは大きな成長かなと思います。」

アップアップガールズ(仮)

新井愛瞳「自信もそうだし、目に見えるものとしての集客力が必要だと思うのですが、47都道府県ツアーも初めてでまだ行ったことのないところもあるので、何が起こるか本当にわからない、それこそ10人しか来ないかもしれないとか、そういう恐怖もあるので、自信を持っていないからそういうこと考えちゃうのかなと思うのですが...でももしそういうことがあったとしても、それを乗り越えていけるようなアドリブというか、力もつけていきたいなと思います。

今はチーム・負けん気(THE ポッシボー、吉川友、アプガによる合同ユニット)のツアー中でもあるので、その二組から学ぶものもあります。THE ポッシボーに聞いたのですが、あまりお客さんが入らないところがあったときは客席に降りて一緒に歌ったって聞いて、そういうのも楽しそうだなと。武道館ってとても広くて、お客さんとの距離が離れてしまうと思うのですが、アプガのライブのいいところってお客さんとの距離が近いところ。中野サンプラザでやっても、LIVE GATE(※)やAKIBAカルチャーズ劇場(※)でやっても同じ距離というのがいいところだと思うので、どんどん距離が離れていくとかじゃなくて、『やっぱりアプガはいいな』と思ってもらいたいです。」
(※いずれも東京にある、キャパシティが300人ほどのライブハウス)

――47都道府県ツアーということで自分たちが出向いていく中でファンを増やしていって、最後にそのファンみんなが武道館に集まってもらって...という。

新井愛瞳「そうですね。そして武道館は広いけれど『この間のライブと同じくらい心の距離が近いよ』って。ライブハウスと変わらないよ、という近さと熱さも伝えられたらいいなと。」

新井愛瞳
新井愛瞳

――武道館、いつ立てますか?

仙石みなみ「絶対年内、ですね。」

――47都道府県ツアーやり終わった最後に、という感じですかね。回っているときに「これなら武道館できるかも」と思える瞬間がどこかで来るでしょうね。

古川小夏「そのタイミングを絶対に逃さないようにしたいってみんなで言ってます。」

――どういうときにそうなるって思います?

古川小夏「そうですよね。イメージは全然できていないです。」

――お客さんが埋まっているからといって、そのイメージができるというわけでもないでしょうね。

古川小夏「それもそうですけれど、自分たちのパフォーマンスが一番ベストというか、そのときの、自分たちが目指しているものとかとレベルが達したときになっていたら自分たちも気持ちよくできるのかなって思います。」

――なるほど、お客さんの数だけではなくて自分たちのレベルというか。

古川小夏「はい。それもやっぱり大事にしていきたいと思います。」

――47都道府県ツアーは、どんなツアーにしたいですか?

森咲樹「『サードアルバム(仮)』をひっさげてのツアーですが、今回のアルバムはさらにEDMが強いので。日々鍛えている筋肉とか、見た目だけでなく音楽もあわせて、さらに強くなったアプガを見て欲しいですし、あとはやっぱり『目指せ武道館』という一公演一公演、一県一県を...武道館にベストの状態で立てるように。階段を一歩ずつ上っていくようにしていきたいと思います。」

森咲樹
森咲樹

古川小夏「初めて47都道府県回らせていただくということで長い期間もなるし、飽きて欲しくない、でも一度しか見ない方もいるので、いつも新鮮な気持ちも持っていたいですし、次のライブを見据えて小さいことでも何かしらチャレンジを繰り返して、一公演一公演成長できるツアーにしていきたいなって思います。失敗することもあるかもしれませんが、その分全力でぶつかって、成長していく私たちを見ていただけたらって思います。」

佐藤綾乃「最高で17カ所回ったことがありますが、まだ踏み入れたことのない、アプガのことが知られていない地域もたくさんあったり、それこそ本当にライブハウスに何人入るのかという不安なところもあるのですが、今のアプガを最大限に出していきたいというのがあって。私自身が最強のアルバムだと思っているこの『サードアルバム(仮)』をひっさげて、今までのアプガの活動に自信を持って回っていきたいと思います。このツアーで自信をつけていくというよりも最初から自信を持って、それにプラスしてさらに自信をつけていけたらいいなと思います。」

佐保明梨「47都道府県を回るということで一年がかりなのですが、今までは10カ所とか春、夏、とか分かれていたのが一つになるので、同じツアーだけれどそのときによって自分たちの気持ちも違うだろうし、一カ所一カ所自分たちの状況も全然違うと思うんですよ。5月に予定されているホノルル駅伝を走った後のライブだったり、そのときのリアルなアプガというのを感じてもらえたらなと思っていて。」

佐保明梨
佐保明梨

――ファンと一緒に一年を歩む感じですね。

佐保明梨「そうですね。どうしてもツアーだとセットリストとかがあまり変わらないというのもあって、同じ気持ちで臨んでしまうことも多いのですが、47都道府県で同じことをやっていてもダメですし、よく行く場所でもそのときで気持ちが違うと思いますし、アプガのリアルを伝えられたらなって思います。」

――最後に最年長にお聞きします。アプガにとってどういうツアーになると思いますか?

仙石みなみ「今まで活動した中で最大の目標の日本武道館ですが、そこに向かうには今までよりも最大な分、すごい力、すごいパワー、いろんなものが必要だと思います。日本武道館に向かって走り出す47都道府県ツアーなので、ライブ一つ一つが無駄にできないですし、一つ一つを必ずチャンスにしていかなければいけないなと思います。

世の中の国民的アイドルって、テレビに出てみんなに知られて国民的になることもありますが、アプガは自分たちから一県一県回っての国民的、といいますか(笑)。全県行きました、という意味での、日本全国の人に知ってもらえるアイドルになりたいです。自分たちから足を踏み入れて、切り込んでいって、ちゃんと広めていかなければと思います。

アプガらしく自分たちから自らどんどん攻め込んでいってしっかり何かを残してきて、日本武道館に全国からファンが集まってもらえるようにしたいなと思うので。一番大きな夢に向かってしっかり自分たちで結びつけていかなければ、と思います。」

仙石みなみ
仙石みなみ

――ツアーっていつくらいまで続く予定なんですか?今はまだ6月までしか発表されてないですが。

新井愛瞳「(フェスなどのイベント出演の相次ぐ)アプガの夏をやりながらツアーも、だと思います。」

古川小夏「発表されたときは2015年一年かけて、ということでした。夏はそれ以外にも忙しくなるのかな、という覚悟はしています(笑)。」

アップアップガールズ(仮)

■リリース情報

アップアップガールズ(仮)「サードアルバム(仮)」
2015年3月17日(火)発売

サードアルバム(仮)

■通常盤 TPRC-0129 ¥3000+税

サードアルバム(仮)

■初回限定盤(CD+DVD) TPRC-0130 ¥4500+税

1.Beatiful Dreamer 作詞作曲:小出祐介/編曲:PandaBoY
2.キラキラミライ 作詞:NOBE/作編曲:michitomo
3.Up&Up! 作詞:板倉孝徳 作曲・編曲:Genki
4.ENJOY!!ENJO(Y)!! 作詞:NOBE/作編曲:michitomo
5.虹色モザイク 作詞作曲編曲:PandaBoY
6.全力!Pump Up!! 作詞作曲編曲:michitomo
7.イタダキを目指せ! 作詞:オノダヒロユキ/作編曲:y0c1e
8.(仮)は返すぜ☆be your soul 作詞:大森靖子 作編曲:michitomo
9.美女の野獣 作詞作曲編曲:michitomo
10.ジャンパー! 作詞作曲編曲:PandaBoY
11.Runway 作詞作曲編曲:Kiyoshi Sugo
12.このメロディを君と 作詞作曲編曲:fu_mou
13.Party!Party! 作詞作曲編曲:fu_mou
14.全力!Pump Up!!-ULTRA Mix- 作詞作曲編曲:michitomo
15.Starry Night(y0c1e Remix)

初回限定盤DVD内容:
アップアップガールズ(仮) ライブハウスツアー2014 ハイスパートキングダム
~名古屋ダイアモンドホール決戦~
オフィシャルブートレグ盤DVD

■イベント情報
アップアップガールズ(仮)ニューアルバム「サードアルバム(仮)」発売記念リリースイベント

3/16(月)18:30~ 池袋サンシャインシティ 噴水広場
3/17(火)19:00~ 東京ドームシティラクーアガーデンステージ
3/18(水)19:00~ タワーレコード秋葉原店
3/19(木)19:00~ タワーレコード錦糸町店
3/20(金)19:00~ タワーレコード新宿店屋上
3/27(金)19:00~ マルイシティ渋谷1F店頭プラザ

■ライブ情報
チーム・負けん気 7大都市ツアー

出演:THE ポッシボー・吉川友・アップアップガールズ(仮)
3/21(土) BLUE LIVE広島(広島) 14:30~/18:30~
3/22(日) umeda AKASO(大阪) 14:00~/18:00~
3/23(月) 札幌ペニーレーン24(北海道) 18:30~

アップアップガールズ(仮)全国47都道府県ツアー2015 RUN!アプガRUNダッシュ

3/26(木) 新宿ReNY(東京) 19:00~
3/31(火) 高崎club FLEEZ(群馬) 19:00~
4/3(金) 奈良NEVERLAND(奈良) 19:00~
4/4(土) Kobe SLOPE(兵庫) 15:00~/19:00~
4/5(日) 京都FANJ(京都) 14:00~/18:00~
4/17(金) 高知X-pt.(高知) 19:00~
4/18(土) 高松DIME(香川) 15:00~/19:00~
4/19(日) 松山サロンキティ(愛媛) 15:30~
4/26(日) 名古屋ボトムライン(愛知 14:00~/18:00~
5/8 (金) 鹿児島CAPARVO HALL(鹿児島) 19:00~
5/9(土) 熊本B.9v1(熊本) 15:00~/19:00~
5/10(日) 福岡DRUM Be-1(福岡) 13:30~/17:30~
5/16(土) 札幌KRAPSホール(北海道) 13:00~/16:30~
5/23(土) 郡山Hip Shot Japan(福島) 15:30~/19:00~
5/24(日) HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3(埼玉) 14:00~/18:00~
6/5(金) 米子AZTic laughs(鳥取) 19:00~
6/6(土) 広島ナミキジャンクション(広島) 15:00~/19:00~
6/7(日) OSAKA MUSE(大阪) 13:30~/17:30~
6/14(日) 長野CLUB JUNKBOX(長野) 14:00~/18:00~


▼アップアップガールズ(仮)公式サイト
http://www.upupgirlskakkokari.com/

▼T-Palette Records公式サイト
http://tower.jp/label/t-paletterecords

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編集部有本

元エンジョイ!マガジン編集長(2014年10月時点)。かつてBIGLOBE MUSICを担当していた経験を活かし、よりエンジョイ!でウェッサイ!!なマガジンを目指していきます。

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