「会議室に集合せよ!」と、編集部から突然の呼び出し。

というワケで行ってみると、そこにはトイレットペーパーの山が!
これから何がはじまるんだ?

トイレットペーパーで"折紙"って?

そわそわして座っていると、折紙の折り方が描かれた紙を持った編集部スタッフが近寄ってきた。

編集部:「トイレットペーパーおりがみって知ってますか?」

え?

編集部:「いま盛り上がっているらしいんですよ。これを見ながら、実際に作ってみましょう!」

なるほど、そういうことですか!
だけど折り紙なんてしばらくやってないし、大丈夫だろうか?

トイレットペーパーおりがみ

なになに・・・
『富士山 難易度★』
『ハート 難易度★★』
『折り鶴 難易度★★★★』

お、思ったより簡単そうだな。
さっそく富士山から挑戦してみよう。

こう折って・・・中心に向かって・・・逆三角っと。
で、頭を折れば・・・できたっ!

 『トイレットペーパーおりがみ』に挑戦!

富士山!

な~んだ、2~3分でできちゃった。でも、ちょっとシンプルすぎない?
この後ろにご来光でもあったら、もっと富士山ぽいけどな~。

折紙じゃ、そこまではムリか。

じゃあ次は、ハートを作ってみよう!
こう折って・・・折り線に沿って広げて・・・反対側へ・・・ん? アレ? なんだかわからなくなってきたぞ。

編集部:「わからないコトがあったら、先生に聞いてくださいね」

え? 先生?

実は今回、東京大学の折紙サークル「Orist(おりすと)」のメンバーであり、『トイレットペーパーおりがみ』の先駆者である西村光平さんにも監修のため同席していただいたのだ!

西村光平さん

西村さんは、つい先日、いろんな折り方を収めた本、『トイレットペーパーおりがみ』も出版されたばかりなのだ。

トイレットペーパーおりがみ

やっぱり、先生に見てもらうと話が早いな。
つまずいたポイントもなんとかクリアして、ハートの完成!

ナント、富士山にご来光を入れたり、連鶴も折れる

しかし、なかなか根気と集中力がいるな~、コレ。
簡単とは言いつつも、富士山とハートで、なんだか疲れちゃったな。

なんて言っていたら、先生が大変なコトに!

富士山 ご来光バージョン

ナント! さっきボソッとつぶやいた
『富士山 ご来光バージョン』を、完成させているじゃないですか!

連鶴

それに『連鶴』まで作っちゃってるし!


牛島:「え? 先生は大抵のモノなら、なんでも折れちゃうんですか?」


編集部:「じゃあ、静岡に立ってる、あの"国民的ロボット"とかは?」


西村さん:「世代が違うから、よくわからないですが・・・。でも、画像を見ながらなら作れると思います」


編集部:「"あのロボット"を知らないのに、画像だけじゃ・・・正直、ちょっとムリでしょ?」

トイレットペーパーで、気持ちを伝えよう!

でも、そもそも『トイレットペーパーおりがみ』をはじめたきっかけって、ナンなんだろう?

西村さんに聞いてみた。

西村さん:「『トイレットペーパーおりがみ』、もとはホテルなんかでよく見かける"三角折り"が、きっかけなんです。」

西村さん:「三角折りには『掃除しました』というメッセージが込められています。じゃあ、ほかにメッセージを伝えるためには、どうすればいいんだろう? そんなことから誕生したんです」


それじゃ、今折ったこれらの折紙には、どんなメッセージがあるんだろ?

西村さん:「このメッセージ、ボクらは『紙言葉』と呼んでいます。
『富士山』には『日本一』
『ハート』には『LOVE』
『折り鶴』には『元気になってね』
そんなメッセージが込められているんですよ」

じゃあコレって、折ってカタチにするだけじゃ、本来の姿じゃないのね。
トイレで折ってこそ、初めてメッセージが伝わるんだから。

LOVE

ハートを折って『LOVE』とメッセージを送れば、恥ずかしくて普段、気持ちを伝えられない奥さんにもさりげなく伝えることができるね。

ガンダム

そんな話を聞かせてもらっているあいだにムチャ振りした"あのロボット"ができちゃったよ!
初見でコレだからね! さすが先生、すばらしい!!

でも、この作品の『紙言葉』って、なんだろう?
行きまーーーすっ!」とか?

あ、先生が何やら箱を取り出した。
え? もっとイイもの見せてくれるって?

箱の中から取り出したのは、ナント

龍

龍~~~~っ

製作時間、およそ30時間の力作で、紙言葉は「願いを叶え給え」。

でもコレ、さすがにトイレでは折ってないですよね?

著者近影

写真左:牛島 右:西村光平さん

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牛島義之(うしじまよしゆき)

アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、遊びにまつわる数々の原稿を雑誌やWEBサイトにて執筆している。 ⇒今日も明日も『ゆる~い生活』

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