狭い部屋に住んでいると、テーブルタップなどを使ってひとつのコンセントに複数の電気機器を接続してしまいますよね。見た目も美しくなく、コードが絡まりやすいこの形態を一般に「たこ足配線」と言います。
今回は、この「たこ足配線」の危険についてご説明しましょう。


「たこ足配線」って何がいけないの?

「たこ足配線」の危険を知るためにはまず、ひとつのコンセントで利用できる電流の上限「定格容量」を知ることが重要です。
ためしに家のコンセントを見てみてください。挿しこみ口付近に「15A 125V」などの文字が刻まれていると思います。これは、「このコンセントでは15Aまでの電流を使えますよ」というサインです(右横の「125V」という文字は、使える電圧が125Vまでということを意味します)。



つまり、接続している電子機器の合計電流値が15Aに達するまでは利用できるわけです。主な電子機器で必要な電流は下記の通りです。

・エアコン(7~10畳用)...暖房13A・冷房10A
・テレビ...1.3A
・冷蔵庫...1.5A
・電子レンジ...10A
・炊飯器...5.7A
・アイロン...10A
・洗濯機...4.2A
・電気カーペット(2畳用)...6.8A(全面)・3.4A(半面)
・ドライヤー...10A
・パソコン...2A

極端な例で説明すると、テレビ・冷蔵庫・炊飯器・パソコンをひとつのコンセントにつないでも合計の電流値はコンセントの定格容量内です。

しかし、ドライヤーとアイロンをひとつのコンセントに接続すると定格容量の15Aを超え、使用できない状態になってしまいます。ドライヤーなどは「お風呂上がりにちょっと使うくらいだから大丈夫」とついつい考えなしにコンセントに挿し込んでしまいがちなので、特に注意が必要です。


「たこ足配線」を放っておくとどうなるの?

コンセントの定格容量を超えて「たこ足配線」を続けるとどうなるのでしょう?
ほとんどの、テーブルタップにはブレーカー機能がついており、接続している電子機器への電流供給がストップします。起こりうる悲劇の最たるものに、「編集中のパソコンデータが全部ブッ飛んだ!」というものがありますが、こんなのはまだ序の口です。

一番怖いのは、「テーブルタップにブレーカー機能がついていなかった」場合。電気がテーブルタップ内でショートし、最悪の場合発火に至ります。

ちなみにブレーカー機能がついているテーブルタップにも発火のリスクはあります。「たこ足配線」のまま放置し続けると、コンセント周辺にホコリがたまって発火の原因になるのです。

部屋にコンセントの数が少なく、やむをえず「たこ足配線」をしてしまいがちな人は電流消費量の多い電子機器をひとつのコンセントに接続しない、などの対策をしましょう。

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神戸紅実子(かんべくみこ)

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。スマホやアプリ情報のほかに、地域情報の発信にも取り組む。最近入手したiPhone 6sで若者文化に追いつこうと必死。趣味は相撲と野球のテレビ観戦。

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