1度は行ってみたい! ユニークな「こだわり食材専門店」

みそ、パクチー、納豆・・・ひとつの食材を主役にしたユニークな専門店が増えています。一般的には料理の主役とはなりにくい食材が、メインとしてお皿を飾っているのが特徴。訪れてみると新しい味に出会えるかも知れませんよ!

先日初めて「アボカド専門店」で食事をしてきた筆者。ひとつの食材に特化している専門店って、ほかにも色々あるのかな・・・と思いつつ探してみたところ、「○○専門店」は結構多かった! 
様々な食材を主役にして提供する、ユニークな専門店をまとめてご紹介します。

パクチー専門店「パクチーハウス東京」(東京都世田谷区)

料理の主役というイメージのないパクチー。しかし、そんなパクチー料理の専門店がありました。
「パクチーは世界中で食べられていたり、様々な使い方をされているにも関わらず、それを体系的に『パクチー料理』としている国や料理店がなかったことが、店を開いたきっかけのひとつです」とは店主の佐谷恭さん。
「パクチー料理専門店」と名乗るからには、パクチー料理がたくさんあるというレベルではなく、すべての料理にパクチーが入っているという徹底ぶりがスゴい

人気のメニューは、パクチーをからっと揚げた「パク天」(700円)。パクチーの甘さが引き立っており、パクチーの塩を付けていただきます。
豚バラを柔らかく煮込んだ「パクパクピッグパクポークビッグパクパクパクポーク」(1,200円)も人気だとか。メニュー名が長すぎて発音するのが難しい・・・!

店主のイチオシメニューは「ヤンパク」(890円)も気になります。
北京で見つけた中国東北の料理にヒントを得たというメニューで、パクチーの絨毯を敷き詰めたお皿の上に、薄切りラム肉のオリジナルスパイス炒めが載っています。パクチーとラム肉の絶妙なコラボレーションがたまりません。
「パクチーハウス東京」の詳細はこちら

マヨネーズ専門店「マヨネーズキッチン」(東京都立川市)

こちらは『テレビチャンピオン』初代マヨネーズ王の中村浩二さんが店主を務め、「マヨネーズ好きな人は一定数いるだろう」との思いから、2000年に立川駅近くにオープンして以来、遠方からもファンが訪れる人気店です。

人気メニューは「マヨネーズフォンデュ」(1260円)、「生ハムと玉子」(L:1,380円、M:1,050円)をはじめとするピザなど。チーズフォンデュならぬ、マヨネーズフォンデュのとろーり感、1度はオーダーしたいメニューですね。

ちなみに、店主のイチオシメニューは、マッシュポテトの上へたっぷりのマヨネーズを載せてじっくり焼いた「マッシュポテトのマヨネーズ焼き」(680円)で、こちらは開店以来人気No.1だという絶品メニュー。
店内にはボトルキープならぬ、マヨネーズボトルキープがされています。
マヨネーズのかかったお料理の上に、さらにマヨネーズをかける人も多いのだとか。そんなマヨネーズ愛好家たちの集うあたたかなお店です。

※2013年7月10日時点ではお店は休業となっています。

仙台みそ専門店「仙台みそ料理 古々がみそ」(宮城県仙台市)

日本三大味噌のひとつといわれる仙台味噌。そんな素晴らしい食材がありながら、これまで専門店はなかったのだとか。
「この仙台味噌やヘルシーな味噌料理を宮城の方々をはじめ、多くの方々に知っていただきたいという思いでお店を始めました」と話すのは、「古々がみそ」一番町店の店長・佐藤秀樹さん。
一般的に味噌の熟成期間は半年。一方「古々がみそ」では、2年間熟成されたこだわりの味噌が使われています。

特に人気のメニューは「仙台名物牛タンの仙台味噌焼き」(1,260円)。味噌に漬け込むことで麹の作用によってお肉が柔らかくなり、味噌のコクや旨みがプラスされた極上の牛タンになるのだとか。これはおいしそう・・・!

2日間かけて作られる「コラーゲン味噌もつ鍋」(1人前1,050円)も大人気。濃厚なコラーゲンに厳選国産丸腸(牛もつ)を使っています。
ちなみに、店主のイチオシメニューは、今ではかなり希少になった「熊本産馬レバ刺し」(1,200円)だそう。大人気メニューのため、あらかじめ予約しておくのがおすすめです。
「仙台みそ料理 古々がみそ」の詳細はこちら

納豆専門店「博多フードパーク納豆家粘りランド」(福岡県福岡市)

これはちょっと驚き! なんと「納豆」の専門店がありました。
「25年前に始めた飲食店で裏メニューとして出していた納豆料理がとても好評だったこと、また納豆はトップクラスの健康食品であると確信していたので、16年前に専門店としてリニューアルオープンしたのです」と話すのは、店主の赤木陽介さん。

人気のメニューは「カリカリ納豆コロッケ 自家製タルタルソース」(609円)、「納豆カルボナーラ」(945円)。「カルボナーラに納豆?」と驚きの連続ですが、クリーミーなソースと混じった納豆がいい味を出しているみたいです。

納豆を使ったスイーツも人気なのだとか。見ていると、この中に納豆が入っているとは思えません。ごく普通のスイーツに見えてしまいますよね。
店主のイチオシメニューは「納豆家定番コース 全8品 2,000円(税抜)」だとか。8品も納豆料理を堪能できてかなりおトク!
「博多フードパーク納豆家粘りランド」の詳細はこちら

他にも色々な専門店が!

そのほかにも、もやし料理専門店そうめん専門店などの身近なものから、トリュフ専門店キャビア専門店などセレブ系のものまで、様々なお店があるようです。専門店の奥深さを感じずにはいられません。
皆さんもユニークな専門店を見つけたら、エンマガTwitterアカウント(@enjoymag)まで、ぜひお知らせください!
※上記の記事内容は、2013年2月19日時点のものとなります。
※2013/3/4 博多フードパーク納豆家粘りランドの住所が「福岡県博多市」となっておりました。正しくは「福岡県福岡市」となります。お詫びして訂正いたします。

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池田園子(いけだ そのこ)

86年生まれのフリーライター。楽天でポータルサイト運営、ITベンチャーでメディア運営を経て独立。10以上の媒体に執筆中。恋愛やWeb、スマホ、会社、ガジェットネタ、広告案件などを手がける。著書に『フリーランスで食っていきたい!』がある。Sonoko Blog