「復元ポイント」という言葉をご存知ですか?
復元ポイントとは、一言で言うとシステムファイルの過去の状態を保存したもの。これを使うことで、時間を遡ってパソコンを以前の状態へ戻すことが可能となります。
「今日はなんだかパソコンの具合がおかしい。でも、何が原因かわからない・・・」
「フリーソフトをインストールしてから動作がおかしいが、アンインストールしても治らない・・・」
そんなとき、昨日以前の復元ポイントを利用してシステムを復元すれば、不具合が起こる前のパソコンの状態にシステムを戻すことができるのです!
※復元できるのはシステムに限られます。削除してしまった文書ファイルや画像などは「復元ポイント」で復元できません。
復元ポイントを手動で作成する方法
復元ポイントは通常、定期的に自動で作成されています。また、Windowsの更新や周辺機器を追加する時など、システム関連の重要情報が変更される場合にも、その直前に自動で作成されます。
これに加えて、手動で復元ポイントを作成することもできるので、何らかのソフトをインストールする前に復元ポイントを作成しておけば、インストール直後に不具合が起きても、ソフトをインストールする前の状態に戻せるというメリットがあります。
復元ポイントは以下の手順で簡単に作成できます。
※ここではWindows 7の例で説明します。
- 「スタート」→「コントロール パネル」の順にクリックします。
- 「システムとセキュリティ」をクリックします。
- 「システム」をクリックします。
- 画面左側にある「システムの保護」をクリックします。
- 「システムの保護」タブをクリックし、画面下部の「作成」をクリックします。
- 復元ポイントの説明(例:「手動_20130505」などわかりやすい名称)を入力し、「作成」をクリックします。
- 「復元ポイントを作成しています」という表示が出るので、しばらく待ちます。
- 「復元ポイントは正常に作成されました」という表示が出るので、「閉じる」をクリックします。
- 「OK」をクリックします。
以上で操作は完了です。
転ばぬ先の杖ならぬ、転ばぬ先の復元ポイント。フリーソフトなどのインストール前に、作成してみてはいかがでしょう!