日本のスマホをそのまま使うと、通話料が高額になることがあります。それでも、長期の海外旅行ではスマホが使えないと不便ですよね。そこでおすすめなのが、現地の「プリペイドSIM」を使うという方法です。
プリペイドSIMって何?
SIMとは、キャリアと契約したときに貸与される小さなカード。ここに識別番号や電話番号などが記録され、スマホに挿入するとサービスを利用できます。では、プリペイドSIMとは何なのでしょうか?
プリペイドとは「先払い」
プリペイド(prepaid)とは「先払い」という意味。プリペイドSIMとは、契約時に一定金額を先払いしておくことで、一定期間・量の通話やデータ通信などのサービスを利用できる携帯契約です。
プリペイドSIMの3つの種類
日本ではあまり馴染みのないプリペイドSIMですが、実は海外ではよくあるサービスです。ちなみに、プリペイドSIMには3つの種類があり、それぞれ特徴が異なるので確認しておきましょう。
- 使い捨てタイプ…一定期間・量が切れると延長はできない
- チャージタイプ…期間・量が切れたら追加料金で延長できる
- 月額プランタイプ…契約量だけ毎月自動でチャージされる
海外旅行であれば使い捨てタイプかチャージタイプが一般的。中でも、チャージタイプは期間・量が切れても、1年間は契約が続くものが多いので、頻繁に旅行する場所であればおすすめです。
プリペイドSIMのメリット・デメリット
一定金額を先払いすれば使えるプリペイドSIM。日本のスマホのように、高額請求になる心配がないのはメリットです。しかし、そんなプリペイドSIMにもデメリットはあるので、メリットと合わせてご紹介しましょう。
プリペイドSIMのメリット
面倒な審査や手続きはなし
キャリアにもよりますが、およそどのプリペイドSIMも窓口で必要事項に記入し、パスポートなど身分証明書を提示。プランに合わせた料金を先払いすれば、面倒な審査や手続きもなくすぐに使えます。
使いたい分だけ購入できる
プリペイドSIMでは、プラン(期間や通話料、データ料金など)に合わせて一定金額を先払いします。そのため、先払いした以上の金額は発生しません。つい使いすぎた……という心配もないわけです。
現地料金でスマホが使える
海外の現地キャリアでプリペイドSIMを購入すれば、通話料やデータ料金などはすべて現地料金です。日本のスマホのように日本キャリアを経由しないので、かなりの割安でサービスを利用できます。
プリペイドSIMのデメリット
国によっては使えないアプリも
通話やデータ通信はまず問題ないのですが、国によっては一部アプリが使えないことがあります。例えば、中国でプリペイドSIMを購入すると、LINEやFacebook、Twitterなどは使えないので要注意です。
通話料やデータ料金はやや割高
日本のスマホをそのまま使うのと比べて、プリペイドSIMの通話料やデータ料金は割安です。しかし、現地で月額契約をするのと比べると、プリペイドSIMはやや割高なことが多いのでご了承ください。
海外旅行中も快適なスマホライフを!
海外で日本のスマホをそのまま使うと、高額請求の心配があります。その点、プリペイドSIMであれば先払いなので現地でも安心です。ぜひ、長期で海外旅行に出かける際には、上手に活用して現地でも快適なスマホライフを満喫してください。
※お使いのスマホでプリペイドSIMを使うには、「SIMフリー端末」である必要があります。
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