かつて 「IP電話」というと、050から始まる電話というイメージがありました。しかし、今では決してそうとも限りません。サービスの提供方法の種類も増えました。

そこで、あらためて「IP電話」について、情報を整理してみます。

IP電話とは?

通話料が安い! お得に使えるIP電話の基礎知識
Photo by:Pai Shih

IP電話とは、インターネットのブロードバンド回線を使って通話するサービスのことをいいます。そして、IP電話は「自宅の固定電話」と「スマホ」のどちらでも利用することができます。

自宅の固定電話で「IP電話」を利用する

各プロバイダにて申し込みを受け付けています。BIGLOBEフォンBBフォン@niftyフォン-Cなどがあります。利用するには、光回線かADSLの契約が必要です。

スマホで「IP電話」を利用する

スマホのアプリを使ってIP電話を利用することができます。LINE電話楽天でんわSkype050plusなどがあります。

今回は1番の、自宅で使える固定式のIP電話にしぼって解説します。

IP電話のメリット、デメリット

メリット

IP電話のいちばんの特徴は安さです。後で触れますが、一般加入電話に比べて通話料が安いですし、月額の基本料金も一般加入回線の回線使用料より安めで、プロバイダの料金に含まれるケースもあります。

料金や接続先の設定は各プロバイダごとに違いますが、国際電話を使うときは特にお得です。アメリカへの国際電話は、一般電話の場合では3分100~160円(割引なし)かかりますが、IP電話だと1分約2.5円と格安です。国際電話をされる方はぜひご検討ください。

また、携帯電話から発信できないケースも少なくない0120や0800から始まるフリーダイヤルに対応しています(一部、例外あり)。  

デメリット

まず、停電時に電話が使えないことがあります。インターネット回線でルーターやモデムを経由している以上、これは仕方のないことですね。

それから、050から始まるIP電話は110や119といった3桁の電話番号への通話ができません(※)。また、チケット予約などで多く利用されている、0570から始まるナビダイヤルへの通話ができません。

※ひかり電話、auひかり 電話サービスなどでは通話可能です。

IP電話の通話料が安い理由

従来の電話は、地域ごとの交換機を経て相手につながります。一般的にかける相手が遠ければ遠いほど、利用する交換機も多くなるため電話代が高くなります。

対してIP電話サービスは、光ファイバーやADSL回線など、インターネットで利用している回線を使うため、距離は関係ありません。

相手の電話が一般加入電話だった場合、相手の電話の設置場所から一番近い交換機だけを経由するため、通話料金を安く抑えられます。

さらに、相手の電話が同じIP電話だった場合は最初から最後までインターネット回線だけでつながります。したがって、IP電話同士の通話なら通話料は無料になるのです。

イラスト付きの解説はこちらで参照できます

IP電話で必要なものは?

IP電話を使い始めるにあたって、まず、ADSLや光ファイバーなどのブロードバンド環境が必要です。それから、IP電話に対応したルータやモデムも要ります。(※)

電話機は従来の一般加入電話で使えるものなら機種を問わず使えるので、今お使いの機種をそのまま使用することができます。

最後に、IP電話を提供している代表的な会社を紹介します。

▼BIGLOBEフォン
▼KDDI IP電話
▼フレッツ光 ひかり電話

※「フレッツADSL」、「Bフレッツ」、「フレッツ光プレミアム」、「フレッツ光ネクスト」をご利用の方はNTTに直接ご連絡いただき、IP電話対応機器をお取り寄せください。

※料金などすべて2014年5月時点の情報です。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

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花岡貴子(はなおか たかこ)

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。現在は執筆、セミナー講師、ITコンサルを手掛ける。得意はSNS、モバイル、パーソナルクラウド。"ねぇさん"と呼ばれる世話焼きが高じ、FP資格取得しお金の相談も受ける毎日。⇒公式サイト

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