Google スライドとパワーポイントの違いは?それぞれを比較してみた

Googleが提供する「Google スライド」と、Microsoftが提供する「パワーポイント(PowerPoint)」。今回は、この2つの人気ソフトの主な違いを比較してみましょう。

Googleが提供する「Google スライド」と、Microsoftの「パワーポイント(PowerPoint)」。
どちらもプレゼンには欠かせないソフトとして、ビジネスや教育現場などでよく使われていますが、よく似ているだけに両者にはどのような違いがあるのか混乱する方は多いでしょう。

そこで、今回はGoogle スライドとパワーポイントの主な違いを比較したうえで、最後にそれぞれのソフトがどのような人、場面に向いているのかも紹介できればと思います。

Google スライドとパワーポイントの主な違い

Google スライドとパワーポイントの主な違いとしては、以下の5つが挙げられます。

利用料金の有無

Google スライドの利用には「Googleアカウント」を取得する必要があります。ただ、アカウントの取得自体は”無料(有料プランもあり)”でもできるので、Google スライドもまた”無料”で使用することができます。

一方、パワーポイントはMicrosoftが販売するOffice製品ラインナップのひとつで、使用するには”有料”のライセンスを購入する必要があります。なお、ライセンスの価格は使用期間や機能の範囲によって異なります。

データの保管場所

Google スライドのデータは、Googleが管理するクラウド上に自動保存されるため、うっかり保存を忘れてしまう、といったミスがありません。また、複数人での共同編集・閲覧が容易です。
なお、無料アカウントでは容量は15GBまでです。Google スライドだけでなく、ドキュメントやスプレッドシートなどのほかのサービスの容量と共有なので、無料アカウントのままではすぐに足りなくなってしまうことが多いでしょう。

一方、パワーポイントは基本的に端末にインストールするソフトなので、保存は手動で行う必要があります。また、保存できるデータ容量は端末内のストレージ(記憶容量)次第です。外付けのストレージを使うことで容量を増やすことも可能ですから、端末内のストレージが少なくても気にする必要はあまりないでしょう。
パワーポイントも複数人での共同編集は可能ですが、データの共有には少し手間がかかります。

デザイン機能

Google スライドで利用できるフォント数は20種類ほどです。和文フォントにいたっては、メイリオ・MS Pゴシック・MS P明朝の3種類のみ、と、フォント数だけ見てもデザイン機能が少ないことが分かります。プレゼン資料を作成するうえで、機能的には十分なものの、デザインの自由度としてはやや不満が残る印象です。

一方でパワーポイントは、フォント数だけでも60種類以上あり、文字や背景の装飾、アニメーションなどデザイン機能が圧倒的に豊富です。さらに、デザインを自動生成してくれる「デザイナー」という機能もあるので、まだ使い慣れていない方でも簡単に完成度の高い資料を作成できます。

操作のしやすさ

Google スライドは、前述の通りにデザイン機能が最小限ですし、操作画面もシンプルなので、初めての方でも直感的に操作できます。

パワーポイントも操作画面はシンプルなので、シンプルな資料であれば初心者でも簡単に作成できるでしょう。また、前述の通り「デザイナー」の機能を使えば、完成度の高い資料も簡単に作成可能です。ただ、オリジナルデザインの資料を作成したい場合には、操作に慣れるのに、ある程度の時間がかかるかもしれません。

他ツールとの連携

Google スライドは、Googleが提供しているドキュメントやスプレッドシートなどほかのソフトと一部連携はできるものの、いろいろな使い方ができるかというと、現状ではそこまで使い勝手がいいとは言えません。

一方で、パワーポイントはMicrosoftが提供する同じOffice製品のワード(Word)やエクセル(Excel)との連携機能が豊富で、ワードやエクセルで作成した表やグラフはそのままパワーポイントにも貼り付けられます。

Google スライドとパワーポイントのどちらがいい?

今回は、Google スライドとパワーポイントの違いを比較してきました。

そのうえで、結局のところどちらを使うのがおすすめなのか、という点ですが、自身の使用環境を踏まえて、以下のように考えると決めやすいのかなと思います。

  • Google スライド:ほかのユーザーと共同作業したい人
  • パワーポイント:デザイン性の高い資料を作成したい人

また、パワーポイントは有料のソフトなので、こうしたソフトが初めてという人であれば、まずは無料のGoogle スライドで操作感を覚えて、機能に不満が出てきたタイミングでパワーポイントを検討するのもひとつの手でしょう。

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堀本一徳

世界24カ国を旅した自由人。現在はライター兼カメラマン兼ウェブデザイナーとして活動中。得意分野はIT(情報系学科出身)、旅行、教育(教員免許あり)