Google スプレッドシートやExcel(エクセル)を使っていると、ちょっとしたところで不便を感じやすいもの。
・データが多すぎてリストが一画面で表示できないので、見出しの行と列を固定したい
・セルの文字がはみ出してしまうので折り返したい
・作業のとき邪魔なセルを一時的に見えないようにしたい
上記3つの手順を、Google スプレッドシートとExcelそれぞれで紹介します。
覚えておけば作業効率がグーンと上がりますよ!
※本記事において、Excelは「Microsoft Excel 2019 MSO (バージョン 2201 ビルド 16.0.14827.20180) 32 ビット 」を、Google スプレッドシートは2022年3月現在最新のバージョンを使用しています。バージョンによって項目や表示方法などの使用が異なる場合があります。
見出しの行や列を固定したままシートをスクロールする方法
データが多くてリスト全体を一画面に表示できないとき、項目を見るためにいちいち先頭行へ戻って行ったり来たり……。そんなときは、「ウィンドウ枠の固定」で見出しの行と列を固定しましょう。リストの項目が書かれた行や列の表示を固定したままスクロールすることができます。
Google スプレッドシートの場合
固定または固定解除する行や列を選択します。
この表では、オレンジの網掛けがかかっている見出し部分を固定します。
上部の[表示]→[固定]の順にをクリックして、固定する行数または列数を選択します。
この場合は「行1まで」を選択します。
これで、オレンジの部分は下にスクロールしても消えずに固定されるようになります。
Excelの場合
Excelで行と列を固定するには、まず、固定したい行のすぐ下で、かつ、固定したい列のすぐ右にあるセル(ここでは、セルB2)をクリックします。
[表示]タブの「ウィンドウ」から[ウィンドウ枠の固定]をクリックし、「ウィンドウ枠の固定」を選択します。
すると見出しの行と列は固定されて、シートをスクロールしても常に見出しが表示された状態になります。
見出しの行と列の固定を解除する場合は、[表示]タブを選び、[ウィンドウ枠の固定]の▼をクリック。「ウィンドウ枠固定の解除」を選択すれば元通りになりますよ。
セルをはみ出している文字を折り返す方法
セルからテキストの文字がはみ出していると、隣のセルに入力する際などに邪魔ですよね。印刷がうまくいかなくなることも。
その場合はセルの中で文字を折り返すように設定しましょう。
Google スプレッドシートの場合
文字を折り返したいセルを選択して、画面右上にある折り返しのマークをクリックし、その下に表示されたマークからさらに折り返しのマークをクリックします。
3つのうち真ん中の、赤枠で囲んであるのが「折り返し」のマークです。
ちなみに左側のマークを選ぶと文字をはみ出させることができ、右側のマークを選ぶとセルの幅に合わせて字が切り詰められます。
折り返すことができました。
たとえば「C列」すべてのセルの文字を折り返したい場合は、「C」の部分を選択し、C列全部が選択されている状態でこの操作をすれば1クリックで折り返しができて便利ですよ!
Excelの場合
文字を折り返したいセルを選択して、[ホーム]タブ上にある「折り返して全体を表示する」をクリックすればOK。
Excelの場合もGoogle スプレッドシートと同じように、行ごと、列ごとなどまとめて折り返しをすることができます。全体を選択すれば、シート全体の文字を折り返すことも可能です。
行や列を非表示にする方法
シートにある特定の行や列を一時的に非表示にしたい場合はこの方法を。
削除はしたくないけれど、作業時は不要な情報を隠しておきたい、というときに便利です。
Google スプレッドシートの場合
たとえばB列の「購入日」の列を非表示にしたい場合。
B列を選択し、右クリックして「列を非表示」を選べばOK。
見えなくなりました!
再表示したい場合は、A列とC列のあいだにある「
上記は列で説明しましたが、行の場合も同じ操作方法で「行を非表示」を選べばOKです。
Excelの場合
Excelも、Google スプレッドシートの方法と同じ操作方法となります。
非表示にしたい列を選択し、右クリックして「非表示」を選べばOK。
再表示にする方法は少し異なります。非表示にしている列の両側の列を選択し、右クリックをして「再表示」を選べば元通りになります。
どれも簡単でしかも便利な小ワザばかり!
ぜひ使ってみてくださいね。