リモートワークの普及により持ち運びに便利なノートPCで仕事をしている、という方も多いと思います。
筆者もWindowsやMacのノートPCを作業に応じて使い分けていますが、画面のスクリーンショットを撮るときは、Macのデフォルトのスクリーンショット機能って使いやすいなぁといつも感心します。
そこで、今回はMacにおけるスクリーンショットの撮り方を一挙にまとめます。
フル画面や好きなエリアやウィンドウだけのスクリーンショット。そしてそれを画像として残すか、クリップボードにコピーするか、さらには画面録画の仕方までも。 これであなたもMacのスクショを使いこなせるようになるはずです!
これ1つだけは覚えておけ!「Command + Shift + 5」
これだけは覚えておきたいショートカットが「Command + Shift + 5」です。このショートカットを同時に押すことで、上図の「オンスクリーンコントロール」が起動されます。
これは簡単にいうと、スクリーンショットや画面収録を開始するための専用メニューみたいなものです。
スクリーンショットを撮るには、
- 画面全体
- 選択したウィンドウ
- 選択部分
のボタンを押すことで、スクリーンショットを撮影し画像として保存することができます。
また、スクリーンを動画として保存する「画面収録」を行うには、
- 画面全体
- 選択部分
のいずれかを選んで「収録」を押すことでその部分を動画として収録することができます。
実はスクリーンショットを撮影するにはそれぞれに細かいショートカットが存在しますが(後述)、たくさんあるので使いこなせなかったり覚えきれない人もいるでしょう。
そんな人でもまずはこの「Command + Shift + 5」さえ覚えておけば、起動されたオンスクリーンコントロールから実行したいメニューをクリックすることでスクリーンショットの撮影を利用できます。
「画像として保存」するショートカット
ここからはよりクイックにスクリーンショットを行っていきたい方向けのキーボードショートカットを解説していきます。
まずは、スクリーンショットを「画像」として保存するためのショートカットです。撮影したい場所に応じて3つのショートカットが用意されています。
キーボードショートカット | |
全画面 | Command + Shift + 3 |
選択部分 | Command + Shift + 4 |
選択したウィンドウ | Command + Shift + 4 を同時に押した後に Space |
一見難しそうにも見えますが、「Command」と「Shift」の2つに加えて3か4を押す!と覚えておきましょう。そして4を押した際に「Space」を押せば、ウィンドウだけのスクリーンショットを撮ることができるというだけです。
まずはガンガン使ってみてください。すると、このスクリーンショットのありがたみがひしひしとわかるので、気づかぬうちに手が勝手に動くようにマスターできてしまうと思います。
「Control」を足せば、クリップボードにコピーできる!
次は、スクリーンショットをクリップボードにコピーするショートカットです。
上述した3つのショートカットを覚えてさえしまえば、それらに「Control」を足すだけで、好きな場所や画面全体をクリップボードにコピーすることができます。
キーボードショートカット | |
全画面 | Command + Shift + Control + 3 |
選択部分 | Command + Shift + Control + 4 |
選択したウィンドウ | Command + Shift + Control + 4 を同時に押した後に Space |
このクリップボードへのコピーは非常に便利です。
たとえば作成する資料にスクリーンショットを配置したいときやチャットでスクリーンショットを添付したいときなどに、ダイレクトに貼り付けたり添付することが可能となります。
画像として保存しそれをドラッグして貼り付けたり添付したりするよりも、コピペで任意の場所にサっと配置できるので、非常にらくちん。
筆者も「Command + Shift +4」を多用しており、Google ドキュメントで原稿を書いている際には、このショートカットでクリップボードにコピーし、スクリーンショットを原稿途中にペタペタと貼っていくという使い方をよくしています。
動画として保存(画面収録)するには「Command + Shift + 5」からはじめよう
最後に紹介するのはスクリーンを動画として保存する「画面収録」の方法です。
キーボードショートカット | |
画面収録 | Command + Shift + 5でオンスクリーンコントロールを起動して画面収録する |
画面収録においては、「画面全体」か「選択部分」のどちらかを画面収録することができますが、それぞれに固有のショートカットが用意されているわけではありません。
「Command + Shift +5」のショートカットから「オンスクリーンコントロール」を起動し、そこから「画面全体」か「選択部分」かのどちらかを選び、「収録」を押すことで画面収録が開始されます。
画面収録をやめたいときは、画面の上部に表示される「停止」ボタンを押します。すると画面収録が指定された保存場所に保存されます。
保存場所の変更やサムネイルの非表示など、オプションで自分好みにカスタムも
Command + Shift + 5で起動されるオンスクリーンコントロールから「オプション」をクリックすることで各種設定を行うこともできます。
- 画像や画面収録の保存先の変更
- スクリーンショットを開始する際のタイマー
- 画面収録をする際にマイクもオンにするか
- スクリーンショットを画像として保存する際に画面の右下に出る「フローティングサムネイルム」を非表示にするか
- 最後の選択部分を記憶しておくかどうか
- 画面収録時、マウスをクリックした挙動がわかるようにするか否か
といった設定を細かく変更できますので必要に応じて設定を変更しておきましょう。
Touch Barからもスクリーンショットできる!(要カスタム)
ちなみに、Touch Bar搭載のMacBookをお持ちの方はTouch Barをカスタムして「スクリーンショット」ボタンを表示させることで、Touch Barからもスクリーンショットを開始することができます。
Touch Barのカスタムについては、以下の記事で詳しく説明していますのでそちらもあわせて参考にしてみてください!