ノートパソコンではなく、物理キーボードとAndroidまたはiPadなどのタブレットのセットを気軽に持ち歩きたくても、かな入力ができないために断念している、という人はいませんか。実は筆者がそうでした。
最新のiPad OSではかな入力ができますが、気軽に試せる価格ではありませんし、Androidタブレットでも搭載しているIME(入力システム)によっては、かな入力できないものもあります。
がっかりしていたところ、Amazonが販売する最新のFireシリーズでは、物理キーボードを使ってかな入力できることがわかりました。
今回は、最新のFire HD 10と専用キーボード「Fintie 取り外し可能なBluetooth キーボード付きカバー」で、かな入力をする方法を紹介します。
なお、この方法は最新のFire OS(執筆時点では7.3.1.9)を搭載するFireシリーズタブレットと、Fireシリーズタブレットで使える物理キーボードの組み合わせであれば、どれでも応用できますので、活用してみてください。
キーボードの設定をする
キーボードと接続する
まずはキーボードを接続しておきましょう。物理キーボードと接続していないと、設定項目が表示されません。
初めて接続する場合は、「設定」アプリから「接続デバイス」をタップして、「新しいデバイスとペアリング」へと進み、それぞれ手持ちのキーボードの説明書に従って設定していきます。
「接続デバイス」の中に、キーボード名が表示されていれば、Fireタブレットと接続されています。
「かな入力」をONにする
物理キーボードが接続された状態で「設定」アプリ内の「端末オプション」から「キーボードと言語」「現在のキーボードの設定」「キー操作」へと進みます。
「キー操作」ページの最下部に「ハードウェアキーボード」「ローマ字入力/かな入力」という項目が見つかります。
デフォルトでは「ローマ字入力」となっているので、タップして「かな入力」を選びましょう。
「OK」ボタンなどはありませんが、「ローマ字/かな入力」を選択する画面が閉じると、選んだかな入力に切り替わっていることがわかります。
あとは、設定画面を閉じて、SNSやブラウザなどでかな入力できることを確認しましょう。
まとめ
Fire HD 10と専用キーボードは最小構成で16,000円ほどとタブレットのセットとしては破格に低い価格です。これなら傷つきや破損を気にせず持ち歩けるでしょう。合計1kg超えと多少重量はありますが、いつどこでも長文を入力できるアイテムとして使っていきたいですね。