1990年代、インターネット黎明期。その頃の接続方法は光回線ではなく、ダイヤルアップ接続と呼ばれる方式でした。ダイヤルアップ接続と同じく電話回線を利用する「ISDN」や「ADSL」ももうすぐサービスを終了します。
ダイヤルアップ接続ってなに?
ダイヤルアップ接続とは、電話回線を用いてインターネットに接続する方法です。アナログの電話回線には音声信号しか通りません。パソコンで作られるデータはデジタルデータです。そこで、初期にはデジタル信号をアナログの音声信号に変換して電話回線を通し、到着場所でまた音声信号をデジタル信号に変換するという方法が採用されました。電話料金は3分10円の従量課金制でしたから、経済的にも大きな負担です。
ISDNの登場
やがて、ISDN(Integrated Services Digital Network:サービス総合デジタル網)というデジタル回線網が整備されました。サービスが始まったのは1988年、企業や家庭に普及し始めたのは1995年頃です。
ISDNは電話回線を用いるものの、回線の中身はデジタルなので、安定した通信を行うことができました。ただし、問題は速度。1回線なら64kbps、2回線をまとめて使っても128kbpsしか出ませんでした。メリットはデジタル回線を使うため、インターネット接続を行いながら、同時に音声通話を行ったり、ファクシミリを送信したりできることでした。
ADSLの登場
ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line:非対称デジタル加入者線)は1999年に登場し、2000年代に入って急速に普及しました。ADSLもまた、電話回線を使うサービスです。電話回線さえ通っていれば利用できたため導入の敷居は低く、多くのユーザーがADSLによってインターネットを体験したのではないかと思われます。
ISDNと違うのは、デジタル回線を構築することなく、電話回線の隙間を使っていることです。音声通話は電話回線の一部しか利用しておらず、隙間が存在しているため電話回線の中の隙間部分を利用し、アナログデータとデジタルデータを混ぜて流すという特殊な方法で高速通信を実現したのがADSLです。ただし、ADSLは非対称と呼ばれているように、ダウンロードは高速でしたが、アップロードは低速でした。
ADSLの最盛期は2002年から2005年くらいで、その頃から光回線がだんだん存在感を増してきます。
ISDNとADSLのサービス終了
長きにわたってサービスが続いてきたISDNとADSLですが、NTTの交換機がIP網に切り替わるため、相次いでサービスの終了を迎えます。
フレッツISDNは2024年1月にサービスを終了する予定で、ADSLはフレッツADSLが2023年1月31日に、Yahoo!BB ADSLが2024年3月31日に終了予定です。
サービスが終了すると、インターネットサービスが使えなくなるのはもちろん、メールサービスも使えなくなってしまいます。早めに次の接続サービスに乗り換えることをお勧めします。
代替サービスは光通信が最有力候補
候補となるのは、光回線かケーブルテレビ、モバイルルーターなどです。高速性能と料金のリーズナブルさを考えると、光回線が第一候補となりますが、地域によっては光回線が開通していない場所もあるでしょう。あるいは開通していても、居住するビルや家屋に光回線を引き込めない場合もあるかもしれません。
このような場合には、ケーブルテレビやモバイル回線を利用するモバイルルーターを選択肢に入れるとよいでしょう。
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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。
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