外付けHDDよりも便利な「NAS(ナス)」って知っていますか?
複数のパソコンやスマートフォン、タブレットを使っている方には、ネットワーク型ハードディスクの「NAS」をおすすめします。
NAS(ナス)って一体ナニ!?
「NAS」とは、Network Attached Storageの略で、LANなどのネットワークに直接つなげるハードディスクのことです。
同じネットワークで繋がっていれば、パソコン、スマートフォン、タブレットなどからパソコン等を介さずに直接アクセスできますし、データも共有できます。設定次第では、外出先からNASにアクセスしてファイル閲覧や保存などもできます。
なんだかすごいハードディスクのように感じますが、実はすでに身近な存在でもあるんです。
Blu-rayやDVDレコーダーの機種によってはLAN経由でハードディスクを繋げることができますが、これもNASの技術を使っているのです。NASという言葉を知らないだけで、実はすでにNASを使っていた!ということは結構あるのです。
外付けハードディスクと何が違うの?
外付けハードディスクとNASの決定的な違いは、パソコンにつながっているか、いないかということ。外付けハードディスクは接続されたパソコンが起動していないときにハードディスクに直接アクセスできません。
NASを使うと、複数デバイスで使用するデータを1ヶ所にまとめられますし、同一ネットワークにつながったユーザー同士でデータを共有できます。
他には、Blu-ray、DVDレコーダーの機種によっては家で録画したものをスマートフォンやタブレットで再生できるなど、できることの幅が大きく広がりますよ。※1
実際に使うのは案外カンタン!
NASの技術は奥が深いのですが、ここでは比較的かんたんにできるNASの構築方法をご案内します。
まず、USBポートのついた無線LANルータを用意します。このUSBポートに外付けハードディスクをつなげます。そして、ルータの設定画面でUSB接続したHDDをNASとして使う機能があるので、それを設定してください。これでOKです。
おすすめは初心者でも手軽にNASを構築できる「バッファロー WiFi ルーターWXR-5700AX7S/N」
「簡易NAS」機能があるので、外付けハードディスクを繋ぐだけでNASを構築できます。
※1 録画した番組をタブレットで見るには専用のアプリが必要です。また、Blu-ray、DVDレコーダーと視聴する側の端末(タブレットなど)は同じホームネットワークに接続している必要があります。