2.5次元という言葉を聞いたことがありますか? ネットなどでよく聞く言葉で、今さまざまな展開がなされているコンテンツのひとつです。この記事では2.5次元の意味や楽しみ方についてご紹介します。
2.5次元っていったい何?
2次元や3次元という言葉を聞いたことがあっても、「2.5次元」という言葉は耳馴染みがないという方も多いのではないでしょうか。
2次元は平面を意味し、「マンガやアニメの世界」としてよく使われます。
それに対し3次元は立体を意味し「人間が存在する世界や3D」によく使われる言葉です。
2.5次元はその間の世界で、「2次元のコンテンツを3次元のコンテンツである人間が演じること」「マンガやアニメの世界を俳優やアイドルが演じて表現すること」の意味として使われます。
つまりマンガやアニメ、ゲームをモチーフにして、限りなく2次元のイメージをそのままに再現したミュージカルや舞台のことを、2.5次元と呼ぶのです。
どんな舞台やミュージカルがあるの?
2.5次元のミュージカルや舞台は近年その数が増えてきています。ここでは有名な2.5次元ミュージカルや舞台についてご紹介します。
2.5次元の先駆け的存在!「テニスの王子様」
「テニスの王子様」はもともと週刊少年ジャンプに掲載されていたマンガです。(現在は『ジャンプSQ.』で連載中)このテニスの王子様がミュージカル化され、通称「テニミュ」と呼ばれ人気を博しました。
初演は2003年なので、もう10年以上の歴史を持ちます。斎藤工や城田優が出演していたミュージカルとしても知られています。
女性に人気!「刀剣乱舞」
「刀剣乱舞」は、2015年にサービスを開始したブラウザゲームです。舞台、映画、ミュージカルとさまざまなコンテンツで2.5次元化されました。
2018年のNHK紅白歌合戦にミュージカル版の刀剣乱舞が出場したことで、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
現在では日本国内だけでなく、世界中で公演が行われています。
あの老舗もある意味では……?
宝塚歌劇団が演じる「ベルサイユのばら」も、「2次元のコンテンツを3次元のコンテンツである人間が演じる」という定義からいえば、2.5次元といえるかもしれません。近年、宝塚歌劇団は、多くのマンガやアニメ作品を舞台化していますので、2.5次元好きの人は挑戦してみるのもおすすめです。「銀河英雄伝説」「るろうに剣心」「逆転裁判」「ポーの一族」などの有名な作品が舞台化されており、そのたびに多くのファンの心をつかんでいるんですよ。
とはいえ、宝塚歌劇団には歴史や文化があり、ジャンルとしての存在が確立していることから、「2.5次元」とひとくくりに呼ぶことには違和感を覚える人が多いと思いますが……。
気になったジャンルに出かけてみよう!
原作にはない新しい魅力が発見できるのが、2.5次元の良いところといえます。「好きなジャンルが2.5次元化されたから見てみよう!」「好きな俳優さんが出ているから見てみようかな」と気軽な気持ちで一度触れてみてはいかがでしょうか。
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