光学マウスのポインターは、なぜワープするのか?

「なんで突然そっちに行っちゃうの?」「なんで小刻みに震えてるの?」・・・たまに想定外の動きをする光学式マウス。原因と対処法を説明します!

光化学マウスを使っていて、ポインターが予期せぬ場所にワープすること、ありませんか?

いきなり画面のはじっこにポインターが飛んだり、マウスが動かした方向に動かなかったり。
・・・なぜこんなことが起きるのでしょう?

光化学マウスってどういう仕組みなの?

光学式マウスは、マウスの裏面から赤いLED光を照射し、その陰影をセンサーが検知することでマウスの動きを感知して、ポインターの動きに反映される仕組みです。
つまり、これがうまくいかない場所の上でマウスを使うと、操作通りにマウスポインターが動かなかったり、小刻みに震えたりと、想定外の動きをすることがあるわけです。
たとえば、以下のようなものの上で使うのはNGです。
マウスがうまく反応しない人は、こんなものをマウスパッド代わりに使っていませんか?

  • 鏡やガラスなど、光の反射が強すぎるもの
  • 光沢のあるもの、透明または半透明なもの
  • 濃淡のはっきりした縞模様や柄のあるもの
  • 網点(スクリーンを使って作られる小さな点の集まり)の印刷物など、同じパターンが連続しているもの(新聞の写真などが該当)

白い紙の上でもうまく動かないことがありますが、これは鏡などと同様に反射しすぎるせいです。
顔色をよく見せるために、白い紙を胸元でかざして写真撮影をするというテクニックがありますが、これは白が光をよく反射するからですね。
ちなみに、今はレーザーマウスというものがあります。これは光学式マウスの一種ですが、前述の赤色LEDよりも解像度の高いレーザー光を使用するため、上記のような場所でも使用しやすくなっています。
また、レーザー方式ではない光学式マウスでも、最近の製品は画像処理機能などによって場所を問わず操作しやすくなっているなど、徐々に改善されているようです。
・・・自分の使っているマウスは残念ながら最新型ではない!という場合は(ワタシもです・笑)、上記のNGスポットでは使わないように注意したり、光学式マウスに対応したマウスパッドを置くなどしてみてくださいね!

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ダヨリン(ヨダエリ)

パソコン通信からネットに親しみ、ユーザー視点に立ったデジタル活用術の記事を『日経新聞』『日経ネットナビ』など多数の媒体で手がける。「イマ・ヒト・ココロ」が執筆テーマで、恋愛アナリストとしての著書も。思春期はドイツ在住。好物はお茶とROCK。 ⇒ダヨリン普通日記