この時期、登山へ向かう方も多いのではないでしょうか。
最近のスマホはバッテリーの容量も大きく、電池の減りを気にする場面はほとんどなくなってきました。しかし、登山中など特定の場所で使うと、電池の減りが極端に早くなる場合があります。ここで紹介する設定に変更して、スマホのバッテリーを長持ちさせましょう。
※iPhoneで説明します。
山に行くとどうして電池の減りが早くなるワケ
そもそも、山中でスマホを使うと、なぜ電池の減りが早くなってしまうのでしょうか?
その原因は電波にあるようです。比較的電波が届きにくい山中では、スマホはより強い電波を自動的に検知しようとします。このため、電波が届かない場所にいればいるほど、電池を消耗してしまうのです。
スマホの設定を変更して電池の減りを遅くしよう!
(1)機内モードをオンにする
スマホの電池を節約するのに一番手っ取り早いのは、電源をオフにするという方法です。しかし、登山中に出会った絶景を撮りたいと思ったとき、電池を切った状態ではスマホのカメラをさっと起動することができません。「機内モード」の設定にしておけば、電池の減りを気にすることなく、カメラ機能を必要に応じて使うことができます。
(2)電話機能を使いたいなら「モバイルデータ通信」をオフに
機内モードに設定すると電池の減りは遅くなりますが、電話をかけたり受けたりすることもできなくなってしまいます。
登山中、もしもの時のために電話は通じる状態にしておきたい場合、「モバイルデータ通信」だけオフにしましょう。メールやインターネットは利用できませんが、電話の発着信が可能になります。
(3)アプリを終了させる
スマホのアプリは一度起動すると、手動で終了するまで、バックグラウンドで待機した状態になっています。iPhoneの場合はホームボタンを2度連続して押してから、ホームボタンのないiPhoneの場合は画面下部からスワイプすることで起動中のアプリが表示されます。アプリが表示されたらアプリのサムネイルを上下にフリックして終了です。
Androidの場合はマルチタスクキーから、アプリを終了させましょう。
(4)画面の明るさを暗くする
スマホの画面の明るさを暗くすると、バッテリーの減りが遅くなる場合があります。明るさの自動調整機能をオフにして、画面を暗めの設定に変更しておきましょう。
(5)Wi-FiやBluetoothなどの通信をオフにする
Wi-FiやBluetoothといった通信機能がオンの状態だと、接続先を探し続けてしまうため、スマホの電池を消耗してしまいます。不要な通信機能はオフにしておきましょう。
以上の設定に変更すれば、モバイルバッテリーをわざわざ何個も持ち歩かなくても、スマホを長時間使用できるようになるはずです。楽しい登山に出かける前に、スマホの設定を見直してみませんか?