ここ数年、海外旅行に出かける際に、iPhoneに対してビックリしたことがあります。
それは、iPhoneが自分の旅程を知らぬ間に登録してくれていたことです。
どんな風に登録されていたのかというと、2つのアプリにこんな風に登録されていたのです。
その 1:iPhoneの「カレンダー」にホテルやフライトの旅程が!
まず1つめは、iPhone標準の「カレンダー」アプリです。
上記の例は、2015から2016の年末年始にシンガポールへ出かけた際に実際に登録されたものですが、宿泊予定のホテル名やフライト時刻がしっかりと登録されていたのです。
登録した覚えなんて一切ありません。間違いなく、iPhoneがお察しして勝手に登録してくれていたのです。
その 2:iPhoneの「Google Maps」にもホテルやフライトの旅程が!
そして2つめは、iPhoneにインストールした「Google Maps」です。
土地感も交通手段も未知数である海外旅行では、もはや必要不可欠なアプリですが、この「Google Maps」にも知らぬ間に旅程が表示されるようになっていたのです。
上記のように、さきほどのカレンダーに登録されていたホテルとフライトの情報が、地図上にも表示され、なんとまあ、わかりやすいったらありゃしません。
なぜ、iPhoneは旅程を知っているの? こたえはGmailにあり。
なぜ、iPhoneは旅程を知っていたのでしょうか?
調べてみると、答えはGmailにありました。
この登録された旅程たちには、ひとつの共通点があります。それはホテル予約やフライト予約の完了メールを、Gmailで受信していたことです。
Gmailが受信したメールの内容から推測して、同じgoogleアカウントを連携しているカレンダーやGoogle Mapsにその情報をフィードバックして反映していたのです。
試しにカレンダーの詳細画面を見てみると・・・
その証拠に、さきほどのカレンダーの旅程をタップし、詳細をのぞいてみると・・・
「この予定はGmailで受信したメールから作成されました。」とメモ欄に記載がありました。
自動で登録してくれているだけでもありがたいのに、よくみると30分前に通知設定までしてくれていました。なんて親切&親切!
なにがすごいかって、その「精度」がすごい。
この「知らぬ間に登録」機能、自分自身は2014年末のヨーロッパ旅行時に気づいたのですが、以降のシンガポールやLA旅行においても、フライト&ホテル宿泊予定ともに、まったく誤りなく登録を行ってくれていました。
おそらくは、メジャーな旅行予約サイトの予約完了メールがおおかた網羅されており、必要情報を的確に抜粋できるようなプログラムが組まれていると思われるのですが、その精度には驚きを隠せません。
かと言って、頼りすぎは禁物。旅程は手元で確認できるようにしておこう。
こんな便利な機能があると、ついつい頼りがちになってしまいそうですが、あくまで「補助的機能」として頼ることにしましょう。
旅程はしっかりと手元で見られるようにしておくのがおすすめです。
理由としては、
・すべての旅行予約サイトには対応していると言えない。
・Googleの仕様変更で、この機能がいつでも廃止になる可能性がある。
・そもそもスマートフォンのみに旅程の記憶を頼るのはリスキーである。
などが挙げられます。
旅に不測の自体はつきものです。スマートフォンに全部保存しているから大丈夫!と思っても、そのスマートフォンが水に濡れて使えなくなったら? 落としてしまったら? はい、一気に手詰まりになってしまいますよね。
そんなときでも落ち着いて行動できるよう、旅程は印刷も含めて複数媒体で持ち歩くようにしましょう。
同行者がいる場合は、同行者にも旅程をシェアしておくことを忘れずに!