テレビやパソコン、スマホなどのディスプレイのサイズが「インチ」の単位で表示されることは何となく知っていても、自分の持っているディスプレイのサイズを聞かれてもすぐに答えられない方も多いのでは。
そもそも、何センチが何インチなのかということも意外と知られていませんよね。モニターのインチ数の調べ方を知っていると、ディスプレイを新しく購入する場合など、現在自宅にあるものと比較できて便利ですよ。
対角線の長さを測って計算する方法
ディスプレイのサイズは、画面の対角線の長さで表されています。画面の対角線の長さを測り、早見表と照らし合わせてみると、モニターが何インチのサイズなのかがわかります。1インチは約2.54cmです。
また、今では使っている人は少ないと思いますが、ブラウン管(CRT)ディスプレイと液晶ディスプレイでは測り方が異なるので注意しましょう。CRT(ブラウン管)は、画面の端から端までを測り、液晶の場合は、画面の表示領域の端から端までを測ります。
さらに、同じインチ数でも、横縦の比率が16:9のワイド画面と、4:3のスクエア画面(従来のアナログテレビ)では、横と縦の長さが異なります。
モニターの型番からインチ数を調べる方法
液晶モニターの型番には、そのモニターのインチ数を表している数字が含まれていることがよくあります。そのため、型番を見ればインチ数もおおよその見当がつきます。対角線の長さを測るのが面倒な方は、まず調べたい液晶モニターの型番を確認してみましょう。
例:NEC LCD22WMGX(22インチ)、LCD2070WNX(20インチ)など。
型番は、液晶モニター背面に貼ってあるシールに書いてあることが多いですね。
ディスプレイの単位が「インチ」な理由(ワケ)
日本人にはそれほど馴染みがない「インチ」が、なぜディスプレイのサイズの単位に使われているのでしょう?
これは、テレビがアメリカ主導で開発されたことに由来すると言われています。日本はブラウン管をアメリカから輸入してテレビを製造していた歴史があり、国内で作るようになっても、当時の影響が今まで残っているのだそう。
ただ、日本では「インチ」という単位は浸透しておらず、わかりやすくするために「型」と呼ぶようになったそうです。テレビの大きさはよく「32型」「40型」などで表されていますよね。