花火大会は行けなくても…花火のウンチクを知って夏を感じよう

夏の風物詩である花火。コロナの影響で今年の花火大会は中止になってしまったけれど、花火のウンチクを知って、気分だけでも花火大会を感じてみよう!

夏の風物詩といえば花火。毎年、全国各地で行われる花火大会を心待ちにしている人も多いのではないでしょうか?

ただ、今年はコロナの影響で、混雑が予想される花火大会は軒並み中止に。残念だけど仕方がないですね……。

花火大会には行けなくても、花火の雑学を知って、夏を感じてみませんか??

そもそも花火大会ってなぜ夏に開催されるの?花火にはどんな意味が込められているの?日本で初めて花火を見たのは誰?などなど、花火のウンチクを集めてみました!

花火に込められた「疫病退散」と「鎮魂」への祈り

花火大会の起源には諸説あるものの、日本で初めて花火大会が行われたのは江戸時代。

享保17年(1732年)、全国的な飢饉とコレラなど疫病の流行により、日本では多くの死者が出ました。そこで8代目将軍・徳川吉宗は、死者の慰霊と悪疫退散を願って、川開き(=夏に水辺で行われる納涼祭)の日に水神祭を行い、花火を打ち上げたそうです。
これが隅田川花火大会のルーツであるといわれています。

このときに花火を打ち上げたのが、幕府御用達の老舗「鍵屋」だったというのは有名な話。

花火をみるときの掛け声、「たまや~」「かぎや~」って何?と気になった人は過去記事をチェック!

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また、地域によりますが7月と8月はお盆シーズンですよね。
年に一度祖先の霊が私たちのもとに帰ってくる期間であるこの時期に、死者を供養するための「送り盆」の一環として花火が打ち上げられ、それがいつしか観賞用のイベントとして根付いたという説もあります。

多くの花火大会が中止になってしまった今夏ですが、例えば7月24日には、混雑を避けるため、事前の会場告知なしで全国で一斉に花火が上がりました。
こうしたイベントにも、コロナに対する疫病退散と、このような情勢の中で人々に少しでも元気になってほしいという願いが込められているのだとか。

日本で初めて花火を見たのはあの有名人!

花火には長い歴史があると言われており、紀元前3世紀、古代中国で火薬のもととなる硝石(しょうせき)が発見されたのが花火のルーツだという説があります。

では、日本で初めて花火を見たのは誰なのでしょうか?

静岡県の駿府城における政治録『駿府政事録』によると「1613年に英国王の使者ジョン・セリスが江戸幕府初代征夷大将軍である徳川家康に花火を献上した」という記録が残っており、かつては家康が花火を最初に見た人だとされていたそう。

ところが、1972年に出版された『仙台藩資料大成』に収録されている『伊達家治家記録』によると「1589年に米沢城で伊達政宗が唐人による花火を楽しんだ」との記述が見つかり、そこからにわかに伊達政宗説が浮上したのだとか。

諸説あるものの、この2人のどちらかだったとすれば、いずれにせよ日本で最初に花火を見た人は、超有名な歴史上の人物ということになりますね。

花火が上がるときの「ヒュ~」は演出

最後に、現代の花火大会の雑学をひとつ。

花火大会で、打ち上げ花火が上がるときは、まず「ヒュ~」という音が鳴り、その後「ドーン」という音とともに花火が開きます。

この「ヒュ~」という音は、花火が空に打ち上がったときに、花火玉が空気に触れて自然に鳴る音だと思っている人も多いようです。
でも、注意してみると「ヒュ~」が鳴る花火と鳴らない花火があると思いませんか?

実はこの音は自然に鳴る音ではなく、演出のひとつなのだとか。
「昇り笛(のぼりぶえ)」と呼ばれるもので、花火玉の上に別に火薬などを取り付け、花火が開くまで間に笛の音を響かせることで、期待を膨らませる効果を狙ったものなのだそうです。

このように、随所に細工がされていると思うと、花火への感動も倍増しますね~。

安心して花火大会が楽しめる日が待ち遠しいですね……!

実際の花火大会は行けなくても、花火にまつわるウンチクとともに、花火大会の動画や画像で気分を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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Kana.mM(かな)

編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立し、そろそろ10年。旅行、不動産、広告、生活系のジャンルで執筆活動中。趣味は野球観戦と戦争ゲーム。アナログ心を忘れないデジモノ好きを目指しています。