携帯電話やスマホで花火をキレイに撮れない時の最終手段

今年こそキレイに撮る! 花火写真撮影で「手ぶれ」を簡単に防ぐ方法や、夜の撮影に適した「無料アプリ」を紹介。そして最後の手段とは?

*この記事は2018年7月25日に更新しました。
毎年、各地で盛大に開催される花火大会
とってもキレイだから、写真に残しておきたいなんて思うけど、意外と見ているようには撮れないもんだよね。

生で見たのはキレイだったのに、撮れた写真はいまいちだったり・・・。
そこで今回は、気軽に扱える携帯電話やスマートフォンの内蔵カメラで上手に花火の撮影ができちゃうコツを紹介!
ボケたり、ブレたり、タイミングが合わなかったり、いつも失敗しちゃう人は、今年こそキレイに撮っちゃおう!

撮影設定を「夜景モード/高感度モード」に!

モード設定が行える携帯電話やスマートフォンなら、花火撮影に最適なモード設定を行おう。
まず、フラッシュは使わないこと。
暗い場所で光る花火を撮るのに、光を当てても意味がない。
周りの人がまぶしいだけなので、設定はオフにしておこう。
さらに、撮影モードを選ぶことができれば、設定を「夜景モード」もしくは「高感度モード」にしておこう。

こうすることで、暗いところでの撮影がしやすくなるのだ。

花火撮影の大敵「手ぶれ」を簡単に防ぐ方法

花火を撮るための準備ができたところで、次に注意をしたいのが「手ぶれ」。
暗い場所では写真を明るく撮るためにシャッタースピードが遅くなるので、手ぶれを起こしやすくなる。
できるだけ手ぶれを起こさないようにするためには、

  1. 脇をしめて携帯電話を持ち、塀などに寄りかかる
  2. 木の幹、テーブルなどにカメラを持った手を押し当てて固定する
  3. ネックストラップを付けている場合は、脇をしめ、手を前に伸ばしてストラップをピンと張る

こんな工夫をすれば、比較的手ぶれを抑えることができるのだ。

ひとつあると便利! 携帯電話用の三脚

携帯電話用の三脚があれば、手ぶれが簡単に防げる。

端末を挟むだけの手軽なクリップタイプ(写真のものは100円ショップで発見!)など、いろんな種類があるので、自分の携帯電話にあったものを選んでみよう。
三脚を使う場合は、タイマー機能を使うとシャッターを押したときの微妙な揺れによる手ブレも防止できるぞ。

設定が可能なら、タイマーを5秒程度に設定して撮影しよう。

花火が開いてからシャッターを押すのでは遅い! 事前に確認すべきポイント

準備が整ったら、あとは撮るだけなんだけど、その前に確認しておきたいのが「シャッターラグ」。
シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでのタイムラグのことだ。

ボタンを押してからシャッターが切れるまでに数秒かかる機種も多いので、花火が開いた瞬間にボタンを押すのでは、タイミングが遅いのだ。
なので、自分の携帯電話のシャッターラグを把握しておこう。
また、花火の上がる高さや大きさを画面上で確認して、フレームに収まるかどうかをシミュレーションすることも大事。
この角度とこの向きで撮る! と決め、あとはシャッターを押すだけ、という状態にしておこう。
花火が打ち上がるのに合わせて都度都度カメラで追っていては、ブレた写真ばかりになってしまうぞ!

それでもうまく撮れないときの”奥の手”とは?

いろいろやってみたけど、うまく撮れない・・・
そんなときは、いっそ動画で撮ってしまおう!
花火のドンッという音や、周りの人の歓声は臨場感があって、写真以上に思い出に残るかも?
また、持っている携帯電話がiPhoneなら
夜撮カメラ(Night Shooting)」という無料アプリをダウンロードするのもイイかも。
三脚を使わなくても、手ぶれがなく夜景や花火を撮影できるという優れものだ。
というわけで、花火大会の当日に慌てないために、まずは自分の携帯電話のモード設定の方法を確認しておこう!
今まで使っていなかった夜景モードを使えば、去年より上手な一枚が撮れるかもしれないぞ!

今年の花火情報をチェックしよう!

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牛島義之(うしじまよしゆき)

アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、遊びにまつわる数々の原稿を雑誌やWEBサイトにて執筆している。 ⇒今日も明日も『ゆる~い生活』