サルコウ、ルッツetc.アイススケートの技の違いって

ISUグランプリシリーズが終了し、年明けにはトルンカップやISU四大陸フィギュアスケート選手権大会など、まだまだ多くの大会が控えるフィギュアスケート。テレビで選手たちの演技を見ていて、ふと疑問。それぞれの技って、どこがどう違うのでしょうか?

というのも、テレビ放映時には、「サルコウ......、トゥループ......、トゥループ......」のように、解説者が選手たちの演技をリアルタイムで説明してくれます。しかし、素人目には素早い選手の動きを目で追うだけで精一杯。それぞれのジャンプの技がどう違うのか、いまいちわかりません。

もし、この技の違いがわかるようになれば、もっとフィギュアスケートが楽しく観られるはず。そこで、各技の違いについて学んでみようとあれこれ調べてみました。

フィギュアスケートのジャンプ技 違いと特徴

まずはもっとも気になっていた、各ジャンプ技の違いと種類について。ジャンプは計6種類存在し、その難易度は以下に紹介する技のうち上にある技ほど難しいとされているそう。また、見分け方については、

(1)踏み切る足は、「左・右」どちらか?
(2)体の向きは、「前・後」どちらか?
(3)踏み切り時のエッジは「内側・外側」どちらか?

という3つの点で、判別が可能とのこと。各ジャンプ技の見分け方と特徴については以下の通り。

フィギュアスケートジャンプ技「アクセル」

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6つの技のなかでもっとも難易度が高いと言われているのが、浅田真央選手のトリプルアクセルでもおなじみのアクセルジャンプ。なぜ難しいかといえば。その他のジャンプは後ろ向きで踏み切るのに対し、アクセルだけは前向きのまま踏み切る点。

フィギュアのジャンプ技は、いずれも後ろ向きで着氷し、次の演技につなげていく必要があります。そのため、前向きで踏み切るアクセルは、後ろ向きで踏み切るその他ジャンプ技よりも半回転分多く、回転しなければなりません。トリプルアクセルというのはつまり、3回転半ということです。

ちなみに、回転数によって技の名前は、シングルアクセル(1回転)、ダブルアクセル(2回転)、トリプルアクセル(3回転)、クワドラプルアクセル(4回転)...と変化します。

・見分け方のポイント
「踏み切り時の体の向き...前、踏み切り時のエッジ...外側、踏み切りる足...右」だったらアクセル!

ジャンプ技のなかで唯一前向きに踏み切るから、見分けやすいですね。

フィギュアスケートジャンプ技「ルッツ」

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アクセルに次いで難易度が高いといわれているのがこの技。

ルッツは、滑走から踏み切り時にリンクに描くカーブとは逆方向にジャンプする必要があるのが、難しいと言われるゆえん。踏み切り時の足も内側のエッジに体重を乗せてしまうと減点対象になってしまいます。

・見分け方のポイント
「踏み切り時の体の向き...後、踏み切り時のエッジ...外側、踏み切りる足...左」だったらルッツ!

フィギュアスケートジャンプ技「フリップ」

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前述ルッツと見分けがつきにくいのがフリップ。

というのも、フリップとの差は踏み切り時のエッジ。ルッツはジャンプする直前に左足内側のエッジに体重を乗せて右足のトゥ(つま先)をついて跳ぶのが特徴。前向きに滑走していた状態から急に後ろ向きになって跳ぶことが多いので、ルッツとの違いをじっくり見分けましょう。

・見分け方のポイント
「踏み切り時の体の向き...後、踏み切り時のエッジ...内側、踏み切りる足...左」だったらルッツ!

フィギュアスケートジャンプ技「ループ」

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フリップとは異なり、トゥを使わないでジャンプを行うのがループ。

右足外側のエッジで滑り、左足を少し前に出して勢いを使って踏み切るのが特徴で、その時椅子に腰掛けるような姿勢に見えます。コンビネーションジャンプの2番めなどに、よく利用される技です。

・見分け方のポイント
「踏み切り時の体の向き...後、踏み切り時のエッジ...外側、踏み切りる足...右」だったらループ!

フィギュアスケートジャンプ技「サルコウ」

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安藤美姫さんが4回転を決めたことでも有名になったジャンプ技。踏み切り時にはカーブと同じ方向にジャンプするのが特徴で、ジャンプ直前に後ろ向きになり、右足を振り上げて跳びます。

滑る勢いをそのままジャンプに活かしやすいため、4回転をだしやすいというわけです。

・見分け方のポイント
「踏み切り時の体の向き...後、踏み切り時のエッジ...内側、踏み切りる足...左」だったらサルコウ!

フィギュアスケートジャンプ技「トゥループ」

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もっとも易しいといわれるのが、このジャンプ。左足のトゥをついて踏み切り、ループと同様に滑ってきたカーブと同じ方向にトゥを使って跳びます。こちらも、2番めのジャンプ技に組み込まれることが多いため、目にする頻度も多い技です。

・見分け方のポイント
「踏み切り時の体の向き...後、踏み切り時のエッジ...外側、踏み切りる足...右」でつま先をつくジャンプだったらトゥループ!

とはいえ目が慣れない人におすすめ?スマホのスロー撮影

とはいえ目が慣れず、高速に動く選手たちの動きを目で追うのは至難の業...。そんな人におすすめしたいのが、スマホのスローモーション撮影。

実際テレビで放映される選手の演技をスマホのカメラでスローモーション撮影し、あとでじっくり見てみると、どのようにジャンプの踏み切りを行っているかがよく分かるというテクニック。慣れないうち、目を慣らすために使うには良さそうですね。

なにより重要なのは、目の慣れ。今後ますます本格的シーズンとなるフィギュアスケート。何度も観れば、ジャンプの違いがわかるように目が鍛えられるハズ!?

※画像の出典:公益財団法人日本スケート連盟『フィギュアスケート技の解説』より

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鈴木大介

webディレクター・編集者・ライター。『web R25』のデスクを経て、現在は総合コンテンツ製作「考務店」の代表。好きな場所は、寺と緑と水辺。

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