パソコンを持っていない人に書面を送ったり、「FAXを送りたいんですけど」なんて言われたとき、家にFAXがあるといいなぁと思うけど、そのためにFAXを購入するのも・・・。
なんて思っている人がいたら、パソコンをFAXにしてみよう! やりとりに紙やインクがいらないから、ランニングコストも節約できるぞ!
パソコンからFAXを送るのに必要なもの
FAXを送れるようにするには、以下の3つを用意する必要がある。
「FAXモデム」は外付け式がおすすめ
パソコンからFAXを送るには、FAXを処理するための機能を備えた「FAXモデム」が必要となる。
FAXモデムには、パソコンのマザーボードに直接取り付ける「内蔵式」と、USBポートなどに接続する「外付け式」の2種類がある。
I-O DATA USB接続アナログ56kbpsモデム USB-PM560ER
取り付けに手間がかからない「外付け式」なら、気軽に取り付けられるし、パソコンを分解する必要がないのでこちらがオススメかな。
電話回線の使い方を検討しよう
FAXを送るためには、ネットに接続しているADSL回線などとは別に、自宅の電話機かFAXに接続している一般加入電話回線を使う必要がある(※)。
FAXを送る時にだけ、電話につなげているモジュラーケーブルを外して、「FAXモデム」に差し込んで使用しよう。モジュラーケーブルの差し替えが面倒なのであれば、分岐コネクタを使い、電話機とパソコンそれぞれに接続する方法もある。
※ISDN回線、IP電話回線、ひかり電話なども含まれます。
使用する「FAXソフト」を選択しよう
FAXモデムを取り付けたら、何のFAXソフトを使うか選ぼう。専用ソフトもあるが、パソコンの標準機能で使える「Windows FAXとスキャン」機能であれば無料なのでおすすめだ。
Windows 7の場合は、まず[スタート]ボタンをクリックして、[すべてのプログラム]をポイントし、[Windows FAXとスキャン]をクリック。
Windows 8の場合は、Windowsボタンを押すか、マウスを右上か右下に持っていってチャームを表示させ[スタート]をクリック。スタート画面を右クリックして、アプリバーの[すべてのアプリ]をクリックしたら、[Windows FAXとスキャン]を選んでクリックする。
Windows Vistaの場合は手動でインストールが必要。
⇒ Windows Vista での FAX のインストールする方法はこちら(Microsoft)
[Windows FAXとスキャン]のウインドウが表示されたら、左下にある[FAX]をクリックし、ツールバーの左端にある[新しいFAX]をクリック。
[FAXのセットアップ]ウインドウが表示されたら、[FAXモデムへ接続します]をクリックして、画面の指示に従って操作をしよう。
「Windows FAX とスキャン」の使い方は、こちらで詳しく解説されている。
⇒ Windows FAX とスキャン(Microsoft)
設定が完了したら、さっそくテスト送受信してみよう!