いまさら聞けない!「eスポーツ」と「プロゲーマー」の違いは?

対戦型のゲームをスポーツとして捉える

そもそもeスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略で、複数のプレイヤーで対戦するコンピューターゲーム(ビデオゲーム)をスポーツ競技として捉える際の名称です。

調査会社「Newzoo」の試算によると、2020年にはeスポーツのファン人口は世界で5億人を超えるといわれており、世界中から注目されていることがわかります。

日本ではまだあまり普及していないeスポーツですが、2018年2月に「一般社団法人日本eスポーツ連合」の設立発表が話題になりました。既にあったeスポーツ3団体やゲームメーカー各社が加盟する一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会などが一体となった組織で、日本でのeスポーツの普及や発展を目指しています。

2024年オリンピックの正式種目になる?

今年の夏にインドネシアで開催された第18回アジア競技大会で、デモンストレーション競技として行われたeスポーツは、2022年のアジア競技大会での正式種目になることも決定しています。

さらには、2024年のパリオリンピックにもeスポーツを正式種目とする動きがあるとも報じられる一方で、eスポーツの採用は厳しいという見方もあり、様々な意見が飛び交っている状態です。

とはいえ、第18回アジア競技大会で行われたeスポーツの『ウイニングイレブン2018』というサッカーゲームで、日本の杉村直紀(SOFIA)選手と相原翼(レバ)選手が優勝したことで、日本ではスポーツとしての認知が広がったはず。

現在開催中のeBASEBALLに行ってみました!

百聞は一見にしかず。こうなったら直接その様子を見に行って、どんなゲーム展開が繰り広げられているのか、確かめたい。そう思いたち、東京都内で開催されている「eBASEBALL パワプロ・リーグ2018」に足を運んでみました。

▼「eBASEBALL パワプロ・リーグ2018」詳細はこちら

この大会は、KONAMIが発売する人気ゲームシリーズ「実況パワフルプロ野球」をプレイして競うというもの。大会では、PS4の「実況パワフルプロ野球2018」を利用。大会に参加するプロ選手は3名で1チームを作り、12球団に分かれて対戦を行います。

試合の流れは、日本のプロ野球と同じ。ペナントで各リーグの優勝をかけて戦い、勝ち上がると、日本シリーズ(ちなみに、eスポーツでは、e日本リーグという)で対戦することができます。

試合中の雰囲気はプロ野球観戦のような熱気

試合の様子を見てみようと移動すると、ステージ上ではさっそくチーム同士が大戦中。大画面モニターに試合状況がリアルタイムで表示されます。

いまさら聞けない!「eスポーツ」と「プロゲーマー」の違いは?

そして解説席には、アナウンサーと元プロ野球選手、ゲーム解説者などが並び、プロ野球顔負けの実況と解説をしてくれます。

今回初めてパワプロでeスポーツを生で観戦したのですが、次第にプロ野球を観戦しているような感覚になってきて、試合に入り込んでしまうのを感じました。ゲームに登場するチームや選手が実際のプロ野球のチームや選手と同じであること、プロ野球と変わらない解説がつくことが、より気分を高めてくれたのかもしれません

また、ゲーム解説者によるゲームシステムの解説も聞けるので、ゲームをプレイしたことがない人でも、「あ、ああいうエラーはプレーしている選手にはどうしようもないものなのか」という気づきもあり、とてもわかりやすいです。

それにプロ野球よりも試合が進むスピードも速いので、飽きずに楽しめますよ。選手との距離も非常に近いので、お好きな方は大会開催中にぜひ足を運んでみていただきたいです。野球のゲームは比較的男性のファンが多いから、やはりイベントの来場者も男性が多いのかと思いきや、家族連れや女性の姿も多くみられました。野球好きなお子様を持つ家庭なら、週末のお出かけにも良いかもしれませんね。

大会への参加選手にインタビューしてみました

なんと、今回選手にインタビューさせていただくことができました。
ご協力いただいたのは、北海道日本ハムファイターズと千葉ロッテマリーンズの6選手です。

いまさら聞けない!「eスポーツ」と「プロゲーマー」の違いは?

▲左からJOY戦士選手、ビッシュ選手、TOKING選手(北海道日本ハムファイターズ)


いまさら聞けない!「eスポーツ」と「プロゲーマー」の違いは?


▲左からスンスケ選手、イッキー選手、マツ選手(千葉ロッテマリーンズ)

プロゲーマーならではの悩みは「ネット環境」

プロのゲーマーともなれば、自宅のインターネット環境は高速なはず。通信速度が低速だと、ゲームの通信に遅延が発生し、エラーの原因となるのです。

みなさんが普段使っているインターネット環境やオンラインゲームならではのお悩みは...? ご自宅のインターネット環境をお伺いしたところ、ほとんどの皆さんが光回線の有線接続で練習しているとのこと。やはり無線接続ではなく、より高速な通信が期待できる有線接続を利用するんですね。

しかし、それでも「相手との対戦中に発生するタイムラグが気になる」とおっしゃっていた方も。タイムラグとは、データ送受信の遅延などを原因に発生する、ズレや遅れのこと。通信の相手ピッチャーがボールを投げた瞬間に画面が止まり、再び動き出した時にはボールはキャッチャーミットど真ん中......なんてこともあるようです。

プロ選手のなかには普段は社会人としてお仕事をされている方も多く、仕事から帰って22時から1~2時間練習されるそうですが、確かにこの時間帯はインターネット回線が特に混雑する時間帯。回線のタイムラグが試合の勝敗に影響することもあるそうで、自分の回線だけでなく、相手の回線速度にも左右されるとのこと。皆さん回線速度については、共通のお悩みをお持ちのようです。

ちなみにスンスケ選手は、「オフシーズンは仕事から帰って21時半くらいから夜中の3時まで練習します。シーズンが始まると、練習時間を1~2時間にして、体調管理に努めています」というから、本当のスポーツさながら。プロ意識の高さをうかがえます。

そんなスンスケ選手の職業はスポーツインストラクター。なるほど、納得です!

どんなスマホを使ってるの?

ちなみに、プロゲーマーの皆さんがどんなスマホを使っているのか、スマホでもゲームをするのか聞いてみると、過半数の選手がiPhone、しかも最新機種ではなく、6sや7などを愛用していることがわかりました。

やはり、スマホでもゲームをする機会は多いのか、各選手にたずねたところ、ほとんどの選手がスマホでゲームをしないという中、JOY戦士選手とイッキー選手はスマホでもゲームをするとの回答が。

JOY戦士選手「スマホでもパワプロやります。スマホアプリのほうが簡単にできるので、ゲーム初心者の方にもオススメ」

イッキー選手「昔からパズドラをやってます。最近は、カープのカイ選手にオススメされてウチ姫(ウチの姫さまがいちばんカワイイ)を始めました」

チームを越えて、選手同士の交流もあるようで、皆さん本当に仲がよさそうなのが伝わってきました。

最後に、プロを目指したきっかけをお伺いしました

ところで、どうしてプロゲーマーを目指そうと思ったのでしょう? 各選手に経緯をうかがったところ、ビッシュ選手は「強くなりたいという思いから」と言います。

ビッシュ選手「昔からパワプロをずっとやっていたのですが、オンラインでいろんな人と対戦できるようになったことがすごく大きいです。自分よりもはるかに強い人と戦って負けた時の衝撃。自分もどんどん強くなりたいと、練習するようになりました」

また、同じチームメンバーや他のチーム選手の影響で、プロを志すきっかけになることも多いようです。

スンスケ選手「試合でイッキー選手に7-0でコールド負けしたとき、絶対に勝ちたいと思い、それがプロを志すきっかけになりました」

同様にイッキー選手も、2016年TGC大会で3位になったこと、そしてスンスケ選手の存在がプロを志すきかっけになったようです。

マツ選手「eBASEBALLがプロリーグ化する、ということでプロになるため、練習に専念することにしました。昨年カイさん(今大会カープに所属)の福岡大会での活躍を拝見したことも刺激になりました」

みなさん住む地域が違いながらも、大会のためにスケジュールを調整して一緒に練習を重ねているということもあり、非常に仲の良い、楽しそうな雰囲気が印象的でした。

普段のオンラインでは、対戦相手の顔が見えない、また通信環境なども異なる状況で対戦しますが、同じ場所で相手の顔が見える状態で対戦する試合では、まったく違った楽しさがあるようですよ。

プロゲーマーは年収1億円を超える?

eスポーツと一緒に注目されているキーワードがあります。それが「プロゲーマー」。「プロのゲーマーっていったい何!?」と思われる方が多いのではないでしょうか。

プロゲーマーをひと言で説明するなら、「ゲームをプレイして報酬としてお金を受け取る人」です。eスポーツの大会に出場して試合に勝てば賞金を受け取ることができ、海外の大会では優勝賞金が1億円以上になるタイトルもあり、プロゲーマーとして活躍できれば年収1億円も夢ではないかもしれません。

ちなみに「東京ゲームショウ2018」でeスポーツ大会が開催され、優勝賞金は800万円でした。日本国内の大会は海外に比べ、賞金が少ないとはいわれていますが、それでも徐々に増えている印象を受けます。

大会の賞金以外では、スポンサーと契約することで、企業から給与や経費として収入を得ることができるのです。スポンサー契約で安定した収入を得るのは、テニスやフィギュアスケートなどのスポーツ選手と同じですね。

プロゲーマーが観客のいるスタジアムなどで対戦型のゲームを行い、対戦相手と白熱した試合を繰り広げ勝敗を決める光景は、まさに"スポーツ"そのもの。子どものなりたい職業ランキングに、野球選手やサッカー選手同様にプロゲーマーという職業がランクインする日は近いかもしれません。

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奈古善晴

健康維持のために自転車通勤をしている昭和生まれライター。一眼レフカメラとイヤホン、パソコン、浅草、東京タワーがなによりも大好き。

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