スマートフォンの買い替えどきを見極めるポイント!画面割れ?バッテリーの持ち?

スマホを買い替えるのは、どんな状態になったとき? 「動作が遅くなった」「バッテリーが持たない」など、買い替えどきのサインを具体的に紹介します。「画面割れ」の対処法・予防法も解説。買い替えどきを見極めるポイントをここでおさえておきましょう。

動作が遅いとき

スマホが古くなると、動作が遅くなります。あまりにも動作が遅くて我慢できなくなってきたときは、スマホの買い替え時と言えるでしょう。
具体的には、次のような症状が出てきたときです。

反応が鈍い

アプリの起動や動作が遅かったり、タップしたりボタンを押したりしても反応が鈍いときは、要注意です。
不要なアプリやデータを削除し、十分に充電してから再度試してみても同じなら、スマホが古いことが原因でしょう。ボタンや液晶が古くなって劣化していたり、電池がへたってきている証拠だからです。

ネット接続の速度が遅い

動画などを見るとわかりやすいですが、ファイルのダウンロードが遅く、いつまでも待たされるときも、スマホが古い証拠です。
これには原因が2つあります。1つは、長く使っているとキャッシュが溜まったり、インストールされたアプリが多すぎたり、バックグラウンドで動いているアプリが多すぎたりして、メモリが足りないことです。もう1つは、OSのアップデートに古いスマホのハードウェアのパワーが対応しきれていないことです。
接続速度は、外出先ではわかりにくいので、自宅などわかりやすい場所で試してみてください。

よく強制終了、再起動する

普通に使っていてもすぐに強制終了や再起動するという場合、スマホの劣化が原因になっていることがあります。
ただしメモリが少なくてうまく動かない場合もあるので、一度不要なアプリやデータを削除して空き容量を確保し、動作を確認してみてください。

セキュリティに不安が出てきたとき

スマホでも、PCと同じようにウィルスや乗っ取りのリスクがあります。新しい機種やOSほどリスクは小さく、古いスマホではリスクは大きいのです。

OSのアップデートがなくなるとき

夜中に「システムの更新」が行われていることに気づいたことはありませんか? このシステムの更新(自動アップデート)により、新しいセキュリティ対策が行われているのです。
しかし、古いスマホでは、システムの更新が行われなくなります。そうなると個人情報の流出や遠隔操作などのリスクが大きく、危険な状態です。
OSの大きなアップデートに対応できなくなっていたり、システムの更新が行われなくなったら、リスクが大きくなっていると言えます。

新しいアプリがインストールできなくなってきたとき

新しいアプリは、多く使われているOSのバージョンに合わせて開発されます。そのため、古いスマホでは対応できないこともあります。
新しいアプリが非対応でインストールできなかったり、既存のアプリのアップデートに対応していない場合は、スマホが古くなっています。

画面が割れたら

スマホの画面は、ガラケーと違って、多くがガラス製です。そのため、落としたり踏んだりすると、すぐに画面がひび割れてしまいます。
そのままでは不便で危ないので買い替えどきといえそうですが、修理代はかなり高額になるので、そのまま使っている人も多いようです。

割れたときの修理

画面が割れたら、なるべく早く修理に出してください。危ないだけでなく、そのうち操作できなくなって、データを取り出せなくなる可能性があります。
各キャリアでは修理のための補償サービスなどがあります。加入していれば、比較的手頃な価格での修理も可能です。キャリアの補償サービスを使うなら、各キャリアのショップに申し込みます。
また、iPhoneならAppleでの補償サービスもあります。ドコモなどでは、iPhoneの修理はAppleに誘導されるので、加入していると便利です。
キャリアやメーカーとは関係ないスマホ修理専門店もあります。安くて速く、データを残してくれるのは便利ですが、一度スマホ修理専門店を使うと、メーカーのサポートが受けられなくなるので、注意が必要です。

割れたときの応急処置

すぐに修理に出せないときには、傷ついた画面の上にガラスフィルムを貼るという方法があります。
操作はしやすくはなりますが、応急処置にすぎません。製品全体のダメージがなくなるわけではないので、データを保存したり、修理に備えるための準備です。
なるべく早くバックアップを取り、修理に出しましょう。

割れなくするための予防

応急処置フィルム Simplism (シンプリズム)
画面が割れないようにするには、スマホを覆って保護します。画面に保護フィルムを貼ったり、全体を覆うカバーやスマホケースを使うと効果的です。衝撃を吸収して、画面のひび割れを多少は防いでくれます。

縛りが切れたとき

スマホを購入するときには、24ヶ月の割賦で購入することが多いです。その場合、2年程度で契約の縛りが消え、スマホ代金も完済できます。そのタイミングで買い替える人も多いでしょう。契約のタイミングにもよりますが、この時期は、違約金の残りも少なくなります。
買い替え可能な期間は案外短いため、このタイミングでの買い替えは、そのときに欲しい機種があるかどうか、予算があるかどうかなど、スマホの性能以外の部分がきっかけになることも多いです。

バッテリーがへたってきたとき

スマホのバッテリーに使われている電池は、使っていると消耗し、持ちがわるくなってきます。充電の間隔が新品の半分くらいに短くなったり、充電にかかる時間が長くなってきたら、電池が劣化してきた証拠です。
最新式のスマホは、電池容量も大きく、省電力機能もついているので、古いスマホよりもずっとバッテリーの持ちが良くなっています。
古いスマホをそのまま使っているとなかなか気づきませんが、新しいスマホを使うと、性能差にびっくりするかもしれません。ここに挙げたような症状があれば、新しいスマホの購入を考えてみてください。

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成瀬京子

WebマーケティングやAIを主に扱うIT専門ライターです。ガラケー時代からの携帯・ガジェットマニアですが、なぜか仕事になりにくいのが悩みです。