デバイスとは?用語の意味や具体的な種類をわかりやすく解説

なんとなく知っている「デバイス」という用語。いざ説明をするとなると難しく感じませんか。直訳すると「装置」となりますが、パソコンやスマートフォンなども「デバイス」です。その他デバイスドライバ、デバイスマネージャーという言葉もよく聞きます。用語の意味や使い方を説明しますので、ここでおさらいしておきましょう!

デバイスとは

デバイス(Device)とは、私たちが日ごろ使っているパソコンやタブレット、スマートフォンなどの電子機器と、それらに接続して使う装置の総称です。

それらに接続して使う装置、というのは、たとえばモニタやキーボード、ワイヤレスイヤホンやWebカメラなど「パソコンの外にあるもの」のことです。

そして、パソコンやスマートフォンなどの「中」にある機器にもデバイスと呼ばれるものがあります。
こちらは、たとえばCPU、メインメモリ、グラフィックメモリ(VRAM)、CD・DVD・Blu-ray DISCへの読み書きに用いるディスクドライブ、などなどがそれに当てはまります。

デバイスというと、パソコンの外にあるものをイメージしていたという人も多いのではないでしょうか。パソコンの中にある、CPUやメモリもデバイスなんです。

情報端末デバイスとは

情報端末とは、パソコンやタブレット、スマートフォンなど単体で動作するデバイスのことをいいます。

情報端末デバイスの例

  • PC
  • スマホ、タブレット
  • スマート家電
  • スマートウォッチやスマートグラス

周辺機器デバイスとは

周辺機器とは、モニターやマウス、キーボード、プリンター、ワイヤレスイヤホン、Webカメラ、スピーカーなど多岐にわたります。
パソコンデスク周辺で使っているほとんどの機器が「デバイス」と呼べるものです。

周辺機器デバイスの例

  • モニタやマウス、キーボードなど
  • USBメモリやハードディスクなどのデータ保存機器
  • イヤホン、マイク、スピーカーなどのオーディオ機器
  • ルーターやモデムなどの通信機器

デバイスドライバとは

デバイスドライバとは、コンピュータの内部にある装置や、外部に接続した機器などのハードウェアを制御・操作するためのソフトウェアのことです。

周辺機器デバイスを組み合わせて使用する際、デバイスを動作させるために「デバイスドライバ」と呼ばれる制御用のソフトウェアが必要です。
単に、「ドライバ(ドライバー)」ということもあります。

一般的なデバイスドライバ(ドライバ)はそれと組み合わせて使用する機器のOS(Operation Systemの略。基本となるソフトウェアのこと)に組み込まれていることが多いので、ユーザーはわざわざ自分でインストールする必要がないことがほとんどです。

そのため、余計に「パソコンの中のデバイスをドライバで動かしている」というイメージが持ちにくく、なんのことなのか、意味がつかみづらくなってしまうのかもしれません。

ドライバーと聞くと、「運転者」という訳をまず思いつきます。車のドライバーは、まさに車の動きを制御しているわけです。そう考えると、「デバイスドライバ」の働きもわかりやすいのではないでしょうか。

デバイスドライバのインストールはしたことがあるかも?

意識的にインストールすることはないといいましたが、実はみなさんも身近なところでインストールの場面に遭遇しているかもしれません。

たとえば機種変更したばかりのスマートフォンをはじめてパソコンに接続した際、画面に出た「ドライバソフトウェアをインストールしています」といったメッセージを見たことがある人は多いのではないでしょうか。あれがまさに、デバイスドライバのインストールです。

こうして身近な例でしくみを考えられると、より「デバイス」というものも理解できるのではないでしょうか。

デバイス関連でよく見かける用語解説・トラブル対応

「デバイスの登録」とは

オンラインサービスを利用する際、複数のデバイスを登録することができます。

たとえば、スマホやパソコン、テレビで「Amazonプライム・ビデオ」を視聴したいとき、デバイスの登録を求められます。

スマホで見るときは登録時に許可すれば勝手に登録してくれるので戸惑いませんが、テレビの見る場合はテレビとインターネットを接続し、Amazonにログインして登録する必要があります。

「デバイスの接続」とは

取扱説明書などで「デバイスに接続する」と書かれているのを見たことがあるかもしれません。これは、使いたい周辺機器をパソコンやスマホなどに接続する、ということを意味します。

パソコンの「デバイスマネージャー」とは

デバイスマネージャーとは、パソコンにインストールされているデバイスの設定変更などができるコントロールパネルです。
自分のパソコンがどんなデバイスと接続しているか、正常に認識されているかなども確認することができます。

デバイスマネージャーを開くには、Windows 10 の場合、画面の右下にある「スタート」ボタンを右クリック→メニューから「デバイスマネージャー」を左クリックで開けます。
何かデバイスに不具合があったときは確認してみてください。

「デバイスを接続できません」と出てしまったら

「デバイスに接続できません」「デバイスが認識されません」といった警告やエラーが表示されたときは、以下の原因が考えられるので確認をしてみてください。

  • 電源が入っているか
  • ケーブルがきちんと接続されているか/端子は合っているか
  • OSやシステムが古くないか

これらの問題は、デバイスの再起動やOSのアップデートをすることで解決できるので、こちらも困ったときは試してみてください。

まきはら とよかず

1986年生まれ。仙台在住。スマートフォンをはじめとする「ガジェット」に関心を持つフリーランスのブロガー/ライター。中でも特に関心が強いのは海外向けのSIMフリー製品で個人輸入なども楽しんでいます。ややマニアックなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」もほぼ毎日更新中。