「ディスククリーンアップ」と「ディスクデフラグツール」、どちらもなんとなくハードディスクに関係する機能というのはわかるけど、具体的に何をする機能なのかと聞かれると、よくわからないという人も多いのでは?
そこで今回は「ディスク クリーンアップ」と「ディスク デフラグ」の違いをわかりやすく解説しましょう。
ハードディスク内を掃除するのが「ディスククリーンアップ」
パソコンのハードディスクには、自動的に「一時ファイル」などの不要なファイルが溜まっていく。
そんな不要なファイルを削除して、ディスクの空き領域を増やすのが「ディスク クリーンアップ」という作業だ。
名刺ホルダーで例えるなら、不要な名刺をポケットから抜いて、処分していく作業。一度会ったきりで5年も会っていない人や、会社を退社してしまった人の名刺は、取っておいていてもムダだからね。
ハードディスク内を整理整頓するのが「ディスク デフラグ」
一方で、分断されて保存されているファイルを並べなおすのが「ディスク デフラグ」という作業。データを整理して、パソコン内のファイルを探す時の時間などを短くしてくれるのだ。
これは名刺ホルダーを整理するのと同じ。不要な名刺を抜きっぱなしにして、新しい名刺を空いたポケットにただ入れるのでは、あとで探すのが大変になる。
ハードディスクも同様で、あちこちに保存されたデータへアクセスしなければならないと、ファイルの読み込みにも時間がかかり「なんか、パソコンの立ち上がりが遅い・・・」なんてことになるのだ。
デフラグの仕組みについては、「デフラグ」って何? メリット・デメリットは?でイラスト入りでわかりやすく解説してあるから、参考にしてみて。
ハードディスクは月1回を目安にメンテナンスしよう!
パソコンを常に快適に使うためにも、「ディスククリーンアップ」や「ディスクデフラグ」は定期的に行おう。日常でどれくらいパソコンを使うかにもよるが、目安としては、1カ月に1回くらいがいいようだ。
その際には、ハードディスクの不良がないかどうか「エラーチェック」も行っておこう。
手順としては、
- 「ディスククリーンアップ」
- 「エラーチェック」
- 「ディスクデフラグ」
で行うといいだろう。これだけでパソコンの動作は、けっこう快適になるぞ!