秋から冬にかけての寒さが厳しくなる時期は、動物たちにとってもこたえる季節です。実はこの時期、野良猫や小動物が、車の中に入り込んでいることがあります。
自動車による痛ましい事故を防ぐために始まったのが「猫バンバン」活動です。この記事では、猫バンバン活動と、実践の方法、猫の侵入を防止する対策を紹介します。
猫バンバンとは?
「猫バンバン」は、日産自動車が提唱している、猫と愛車の安全を守るためのプロジェクトです。
猫が車内にいることに気付かずエンジンをかけた結果、猫がケガをしたり命を落としてしまう事故が全国で起こっています。この問題にスポットを当て、ドライバーに注意喚起を促す運動が「#猫バンバンプロジェクト」です。
▼「#猫バンバンプロジェクト」プロモーション動画
猫が車内に入ってしまうわけ
車のなかは「温かい」「狭く入り組んでいる」など、猫にとって快適で安心できる環境が揃った場所です。とくに、冬場は寒さから身を守るのに最適であり、車の下から内部に入り込んでしまうことがあるのです。
猫バンバンを実践する方法
猫バンバンを実践する方法はとても簡単。乗車前に車のボンネットを、音が出る程度に「バンバン」と叩くだけです。
猫が入っていればそれだけで出て行くことも多いです。なかに残っていても、警戒して出した「ニャッ!」という声や、ゴソゴソと奥に逃げ込む音が聞こえることもあります。クラクションを鳴らすのも有効です。
もし猫が入っている気配があれば、ボンネットを開けて内部をチェックしてみてください。
猫の侵入を防ぐには?
事故を防止する一番の対策は、猫を車に入れないことです。
屋内タイプの車庫であれば、誰もいない間は出入り口を締めるようにしましょう。屋外の駐車場なら、猫用の忌避剤や超音波発生装置を使用できます。
「猫が入れないようにする」「不快な場所だと覚えさせる」ことで、侵入を予防できますのでお試しください。
うちの車にも?今日から試してみよう
猫がエンジンに巻き込まれる事故は非常に痛ましく、また愛車にも深刻なダメージを与えてしまいます。猫と車、両方を守るためにも、ぜひ猫バンバンを実践してみてください。