出かけた先で撮った写真、旅の記録にはなっているけど、決してセンスのある写真とは言えない・・・
そんな、写真にあまり自信がないという人のために、センスある写真を撮るためのヒントをご紹介しましょう!
コレさえ押さえておけば、明日からカメラマン顔負けの写真が撮れるかも!?
撮ろうと思ったところから、さらに1歩前へ
「なんだかこの写真、イマイチだな~」と思うときはたいていの場合、被写体(撮りたいモノや人)が小さく写っている。
なので、イイ写真を撮りたいな~と思ったら、撮ろうと思ったところから1~2歩、被写体に近づいてみよう。
たとえば、こんな感じ。
近づく前の写真
せっかく花がきれいなのに、緑の部分が多すぎてスカスカな印象に。
近づいたあとの写真
ね、ピンクや白などの花が占める割合が増えたし、花に近づいて目線を落とすことで、花のひとつひとつの表情もわかりやすくなったでしょ?
フレームに入ったジャマなものは排除!背景はシンプルに!
フレームに余計なものが入ってしまっても、やっぱりイマイチな写真になってしまう。
こちらは親戚に、南房総の菜の花畑で撮ってもらった写真。
ジャマなものがある写真
背景にコンクリートの壁や塩ビ管が写ってしまって、ゴチャゴチャした写真になってしまってるよね。
背景に要素が多いと、写真を見る人もいろんなところに目移りし、せっかくの主役が埋もれがちになってしまう。
そこで背景をシンプルにした写真がこちら。
ジャマなもの排除後の写真
さっきの写真と比べると、主役がしっかり引き立っているでしょ?
だから、ジャマなものはできるだけフレーム内から取り除くようにしたほうがいいのです。
ちなみに、ボクが写真からいなくなっているのはジャマだから排除されたのではなく、ボクが撮っているからです(笑)
「日の丸写真」ばかりにならないように
被写体を真ん中に置いて、しっかり撮ることも大切だけど、そんな構図の写真ばかりだと、ちょっと平凡になってしまう。
これを「日の丸写真」っていうんだけど、そんな写真が多くなってしまいがちな人は、被写体を真ん中から外して、印象的な写真にしてみよう。
この写真は上高地で撮ったもの。
被写体が中央の写真
被写体を中央から外した写真
人を真ん中から外すことで、後ろの景色を見せることもできるし印象的な写真になっているでしょ?
こういう構図の場合は、視線の先を空けるのがコツかな?
タテフレームの写真も撮ってみよう
意識しないで写真を撮っているとほとんどの写真がヨコフレームになってない?
もちろんヨコでもいいんだけれど、タテフレームにしたほうが効果的な場合もある。
たとえばコレ。清水の舞台を写した写真だけど・・・
ヨコフレームの写真
タテフレームの写真
タテフレームにしたほうが、より高さが強調されるでしょ?
タテに長いモノや景色を撮影する場合は、カメラをタテにして構えると、新しい風景が見えてくるのだ!
ほんの少し注意するだけで、写真のデキって、変わっちゃうんです!
次の旅行で写真を撮るときは上記のポイントを実践するだけで、きっと素敵な写真が撮れるはず!