皆さんは、AmazonのKindleストアで電子書籍を買ったことがありますか?
かく言うワタシも、これまでKindleの電子書籍を買ったことはありませんでした。その理由は、Kindle端末やタブレットを持っていないから。iPhoneで読むための専用アプリがあることは知っていましたが、わざわざそれを使ってまでKindleの電子書籍を買う意味ってあるのかなぁ、とも思っていました。
そもそも電子書籍の値段も割高だなぁ、と感じていたんですよね(今でも感じていますが)。なので、電子書籍でしか手に入らない本以外については、「この値段を出すなら紙で買う」と思うことが多かったというのもあります。
転機は、角川書店がKindle本70%オフセールを実施(2014年1月)した際に、これは試してみるチャンス!と思い、初めてKindleストアから電子書籍を購入したこと。KindleアプリをiPhoneにダウンロードして、電子書籍をアプリで読んでみたところ・・・
意外と、イイ!
どう良かったのか、には後で触れますが、まずはそもそもKindleとは何なのか、スマートフォンでどうやって読むのかを説明します!
Kindle(キンドル)とは?
Kindleとは、Amazonの電子書籍を読むための端末(すなわち電子書籍リーダー)と、電子書籍を販売するサービスのこと。
Kindle端末で読める電子書籍は、Amazonが展開するKindleストア(PCサイトとスマホ向けサイトがあります)で購入ができます。
電子書籍リーダーとは、専用の読書端末
下の画像が、Kindle端末の「Kindle Paperwhite
反射しないディスプレイ、片手でも読みやすいよう一般的なタブレットより30%軽い、タブレットのバックライトよりも目に優しく読みやすいフロントライト搭載など、読書用に開発された端末ならではの特徴を備えています。
ハードディスク容量は4GB。一般的な書籍の場合、最大4,000冊を保存できます。バッテリーは数時間ではなく、数週間持続するそうです。
AmazonのKindleストアで販売している
Kindleストアでは、電子書籍が約20万点扱われており、無料で読める本も1万点以上あります。
ジャンルは、小説にエッセイ、コミックに写真集とバラエティ豊か。基本的には紙の本と同じくらい幅広いラインアップがあると考えてよいでしょう。
ただ、紙で売られている本が必ずKindle用の電子書籍になっているかというと、そういうわけではありません。正直、読みたい本が電子書籍で売ってない・・・とガックリすることもあります。この点に関しては、今後に期待したいところです。
ともあれ、Kindleストアで売られている電子書籍は、Kindle(電子書籍リーダー)で読む。これが最もスタンダードな利用法と言えるでしょう。
スマートフォン用のアプリもある!
前述した通り、Kindleにはスマホ用の無料アプリもあります。Kindleストアで買った電子書籍は、スマホやタブレット用のアプリ(iPhone&iPod touch用、Android用、iPad用)で読むことができるのです。
▼iPhoneアプリのダウンロードはコチラ
▼Android用アプリのダウンロードはコチラ
Kindle無料アプリってどこが良いの?
では、Kindleアプリのどういうところが良いのか。ワタシが実感した点を挙げていきましょう。
長所その1。電子書籍リーダーの端末を買わずに済む!
もちろん電子書籍リーダーの方が、読みやすさにおいては軍配が上がるでしょう。ただ、「読みたい本が電子書籍になっていない」「今後、電子書籍をガンガン読むか分からない」という人にとって、端末を買うのは敷居が高いと思うのです。その点、アプリならお試し感覚で使えるところが良いですよね。
長所その2。荷物が増えない!
電子書籍リーダーの購入をためらっている人の中には、「これ以上持ち歩くモノを増やしたくない」という人もいると思います(ワタシもそうです)。電子書籍は読みたい、でも荷物が増えるのは嫌、という人にとって、アプリはありがたい存在なのです。
長所その3。サクサク動き、直観的に操作できる!
アプリで電子書籍を読むのって、動作が遅くてイライラしそう・・・と思っていませんか? 少なくともワタシがiPhoneで使ってみた限りでは、予想以上にスムーズに動き、ストレスを感じることはありませんでした。基本的な操作はヘルプを読まなくても大丈夫だと思います。
長所その4。立ち読みができる!
これはKindleアプリというより、Kindleストアのメリットかもしれませんが、アプリを使い始めようというモチベーションにつながる重要ポイントだと思います。
Amazonで紙の本を買う場合でも、物によっては中身が少し読める「立ち読み」機能が使えますが、たとえばコミックなどの場合、中身を立ち読みできることはほとんどないですよね。Kindleの場合、商品ページにもれなく「無料サンプルを試す」ボタンが付いているので、中身をチラ見してから買うことができるのです。
Kindleアプリの使い方は?
続いて、どのようにKindleアプリで電子書籍を読むのか、手順を説明しましょう。
※iPhoneを使用して説明します
まず、AppストアからKindle for iPhoneをダウンロードします。続いて、Safariなどのブラウザで、Kindleストアにアクセスします。
読みたい本を探します。キーワードやジャンルから検索するなど、探し方は通常のAmazonで本を探すときと同じです。
ここでは試しに、夏目漱石の「吾輩は猫である」をダウンロードしてみます。まずは、トップページから「吾輩は猫である」を検索しましょう。
吾輩は猫であるで検索し、表示された結果からKindle版という方にアクセスします。
ここで注意! Amazonにクレジットカード決済登録をしていて、ログインしてページを見ている場合、Kindleストアでは、ワンクリックで注文が決定してしまいます。
実はワタシ、生まれて初めて誤操作で購入してしまいました(汗)。問い合わせたところ無事に返金してもらえたのですが、これは注意が必要だなと感じました。落ち着いて操作できるときに購入するのをオススメします。
購入を決めたら、「1-Clickで今すぐ購入」をタップし、まだログインしていなかった場合はここでログインします(Amazonを初めて使う場合は、新規登録が必要です)。
「購入した商品を受信する端末を選んでください。」という表示が出るので、端末を選んで「続行」をタップします(iPhoneとiPadの両方にアプリを入れているなど複数の端末を使っていない限り、そのまま「続行」をタップ)。
無事に購入手続きが完了! 他にも本を購入する場合は「ショッピングを続ける」を、すぐにアプリで読む場合は、「Kindle for iPhoneを開く」をタップします。
すると・・・
本のダウンロードが始まります!完了するまでには数秒から数十秒、といったところでしょうか(速い!)
ダウンロードが完了したら、読みたい本をタップすると・・・
本の中身が表示されます!
あとは、本を読み進めるだけ。画面をスワイプするか、画面の右下か左下をタップすれば、ページをめくることができます。
また、画面をタップすると下の方に現在のページ位置を示すルーラーが表示されます。
これをスワイプさせて、読みたいページにジャンプすることも可能です。
Kindleアプリからは無料サンプルが検索しやすい
実は、このKindleアプリには、さらに素晴らしい機能がついています。無料サンプルを検索できるのです!
アプリ画面の左上にある「三」マークをタップすると、下の画面が表示されるので、「サーチ」をタップします。
そこに、たとえば「夏目漱石」と入力し、検索ボタンをタップすると・・・
夏目漱石の著作の無料サンプル一覧が表示されました!
もちろん、ブラウザから検索しても良いのですが、アプリを開いている場合、すぐに検索できるのは楽ですよね。
これまで、ガラケーでもiPhoneでも様々な電子書籍サイトで本を購入してきましたが、アプリとの連動のスムーズさにおいては、Kindleが一番だと思いました。サイトで書籍を購入してからアプリにダウンロードされるまでのスピード感がハンパない!
無料サンプルや無料本も配布されていますし、一度試してみて損はないと思います。日替わり、月替わりで実施されているセールも狙い目ですよ!
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