多くのサービスで利用可能になってきている「ソーシャルログイン」。これはGoogle、Yahoo!JAPANなどのWEBアカウントやSNSアカウントでログインするシステムです。ただ、気になるのはその安全性ではないでしょうか。ここでは、ソーシャルログインの基本と使い方、メリット、デメリットについてまとめています。
ソーシャルログインってなに?
SNSアカウントを使ってログインすること
ソーシャルログインとは、前述の通りソーシャルメディアのアカウントを使って、別のウェブサイトやアプリにログインすることです。具体的には、LINE、Apple、Yahoo! JAPAN、Facebook、Twitter、Googleなどのアカウントを利用して、別のウェブサイトやアプリにアクセスすることを指しています。
ソーシャルログインの使い方
ソーシャルログインの使い方は、以下のとおりです。
- ソーシャルログインに対応しているウェブサイトやアプリのログイン画面にアクセスする。
- ソーシャルログインの選択ボタンをクリックする。
- ソーシャルログインを提供するプラットホーム(LINE、Apple、Yahoo! JAPAN、Facebook、Twitter、Googleなど)のログイン画面が表示される。
- ログイン情報を入力し、ログインをする。
- ユーザーの許可を求める画面が表示される場合があるので、必要な情報に同意する。
- ウェブサイトやアプリに戻り、ソーシャルログインを利用してログインが完了する。
ソーシャルログインの多くは、「OAuth(オーオース) 2.0」や「OpenID Connect」と呼ばれるプロトコル(手順や規格)を使用しています。2の操作で「〇〇〇(SNS名)でログイン」のボタンをクリックすると処理が始まり、認可サーバーとユーザーの間では利用の許可確認が、利用したいサービスとの間では、アクセストークンの発行が行われています。
別のサイトにログイン情報を入力しても大丈夫?と不安な人もいるでしょうが、ソーシャルログイン自体は安全に利用できるものと考えて良いでしょう。ソーシャルログインは、ユーザーにとっても大きなメリットがありますし、逆にデメリットもないわけではありません。以下で、ソーシャルログインのメリットとデメリットを確認していきます。
ソーシャルログインのメリット
ソーシャルログインを導入する企業には、ユーザーのIDやパスワード管理をする必要がないためセキュリティコストが削減できる、ログインできない場合の問い合わせが減る、ユーザー情報が得られるなどのメリットがあります。これらのことから導入が進んでいるわけですが、実は企業側だけでなく利用するユーザーにも多くのメリットがあります。以下で、ソーシャルログインすると、ユーザーのメリットを確認していきましょう。
会員登録が簡単にできる
ソーシャルログインを使うと、例えばGoogleアカウントにログインするだけで、該当のサービスのアカウント登録が完了できます。その際、必要なユーザー情報はソーシャルプラットホームが自動的に提供してくれるため、プロフィールなどの情報入力をいくつか省略できます。
2回目以降のログインがスムーズに行える
ソーシャルログインを利用すると、「SNSでログイン」ボタンでログインできるようになるため、2回目以降のログインがスムーズに行えます。いつも利用するSNSアカウントを決めておけば、ログイン操作に手間取ることも少なくなります。
パスワードの管理が不要
ソーシャルログインを利用すると、SNSアカウントでログイン完了できるので、IDとパスワードを管理する必要がありません。サイトごとにID・パスワードを分けて管理する手間が省けます。パスワードを一定回数以上間違えてしまい、アカウントロックされてしまう、ということも防げるでしょう。
なりすましや不正ログインを予防できる
ソーシャルログインは、各サービスに個別のID・パスワードを持たないため、ソーシャルアカウントのログインIDとパスワード、二段階認証(ソーシャルアカウントに事前に設定が必要)をクリアしなければ、そもそものログインができません。ですので、なりすましや不正ログインを予防することができます。SNS側で実装している二段階認証などのセキュリティーをそのまま利用できる、という点もメリットになっています。
ソーシャルログインのデメリット
ソーシャルログインはとても便利ですが、利用するユーザーがいくつか注意しておくべきデメリットもあります。以下で、ソーシャルログインのデメリットについて確認します。
連携するSNSアカウント情報の管理が必須
ソーシャルログインは便利ですが、連携するSNSアカウントのログイン情報が万が一漏れてしまった場合、ソーシャルログインを利用しているサービスも被害にあってしまう恐れがあります。ですので、元となるSNSアカウントは二段階認証を設定するなど、アカウント情報の管理が必須となります。
情報データを収集されることも
ソーシャルログインする際、ウェブサービスやアプリ側からどのような情報を収集するかが最初に提示されます。このとき、収集される情報はどのようなものがあるか、という点には注意しておきましょう。SNSの種類にもよりますが、例えば、電卓アプリなのに友達や学歴、電話番号など、本来必要のない個人情報にもアクセスが可能、といったこともあります。タイムラインに投稿できたりするのであれば、さらに注意が必要です。例えば、一定期間後に広告を勝手に投稿し始める、というケースもあるためです。
ソーシャルログインを上手に使いこなそう
ソーシャルログインの仕組みやデメリットが分かれば、より安全に利用することができます。SNSアカウントの管理は必須ですが、最近はSNSアカウントにログインすると、ログイン通知メールが届くサービスも多く、メールをチェックしておくことでSNSアカウントの不正利用を予防できます。
また、サービスによって連携するSNSアカウントを使い分けるのもおすすめです。例えば、ECサイトは配送先の氏名・住所等の入力が必要なので、実名で登録しているLINEやFacebookのアカウントを利用する、単なるサービスのログイン程度であれば、Twitterなど気軽に使用できるSNSアカウントを利用する、といった具合です。
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