私たちの周りには、まだ食べられるのに廃棄される食品「フードロス」がたくさんあります。
一方、世界には食品の供給が足りていなくて、飢餓に苦しむ国や地域が……。もしフードロスを少しでも減らして、その分を他の国や地域に供給できれば、飢餓を少しでも減らせるかもしれません。
実は最近、この問題に取り組むべく、廃棄予定の食品を安く提供する通販サイトが登場しています。
ここでは、フードロス通販サイトとはどのようなサービスかを解説。おすすめサイトをご紹介します。
フードロス通販サイトって何?
まずは、フードロスとはどんなもので、今どんな状況にあるのでしょうか。
日本のフードロスは年間612万トン
フードロス(食品ロス)とは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品です。
世界では年間約44億トンの食品が生産され、そのうち約13億トンが廃棄されます。この廃棄される食品は、実に約8億人もの飢餓に苦しむ人々を養える量です。
ちなみに、日本では年間約612万トンの食品がまだ食べられるのに破棄されます。
食品廃棄=賞味期限切れではない!
ここで問題なのは、「まだ食べられる」のにその食品は破棄されることです。
実は、メーカーや小売店は賞味期限にとても敏感で、万が一にも期限切れの食品が店頭に並ぶのを避けるために、期限が「3分の1」を過ぎると廃棄しています。
例えば、賞味期限が6カ月の食品では、あと2カ月を切ると廃棄されるのです。
フードロス通販では廃棄予定の食品を安く販売
フードロス通販サイトはこのようなまだ賞味期限が切れていないのに廃棄される食品を集め、安く販売することで、フードロスの削減に貢献するサービスです。
生産者からすれば大切に作った食品を食べてもらえ、消費者(私たち)からすればまだ食べられる食品を安く手に入れられる、一石二鳥のサービスと言えます。
フードロス通販サイトを5つご紹介
では、そんなフードロス通販サイトのおすすめを5つほどご紹介しましょう。
最大97%OFFで購入できる「KURADASHI」
「KURADASHI」は賛同メーカーから提供される食品を販売するフードロス通販サイトです。その割引率は驚異の「最大97%OFF」。有名メーカーの食品も格安で購入できます。
- KURADASHIの公式サイトはこちら
慈善団体に寄付もできる「Otameshi」
「Otameshi」は他のフードロス通販サイトよりも値引率は低めですが、売上の一部を医療団体や自然保護団体などに寄付しています。積極的に社会貢献したい方におすすめです。
- Otameshiの公式サイトはこちら
登録人数300万人以上の「サンプル百貨店」
「サンプル百貨店」は300万人以上が利用する、日本最大級のサンプリングサイトです。基本は商品を定価以下でお試しできるサービスですが、中には新型コロナウイルス感染拡大の影響などで従来の販路では売れ残ってしまった食品も販売されています。
- サンプル百貨店の公式サイトはこちら
ちょっとリッチな商品が揃う「ロスゼロ」
「ロスゼロ」は「ロスが減る、笑顔が増える。」をコンセプトに、人気店や有名店の商品を揃えたサイトです。普段だと手が出しづらいちょっと豪華な商品が、お得な値段で販売されています。
- ロスゼロの公式サイトはこちら
野菜・果物がタダでもらえる「タダヤサイ」
「タダヤサイ」では通常の販売(それでもスーパーより安い)のほか、商品によっては応募すると野菜・果物がタダでもらえます。懸賞感覚でフードロスに貢献できるサイトです。
- タダヤサイの公式サイトはこちら
フードロス通販サイトで美味しい貢献!
今回は、フードロスに貢献する通販サイトをまとめてきました。
まだ食べられるのに捨てられる食品を、格安で販売しているフードロス通販サイトは作り手である生産者にも、そして私たち消費者にも嬉しいサービスです。
ご紹介したサイトのほかにも、いろいろな特色あるフードロス通販サイトがあるので、ぜひこの機会にチェックして、美味しい貢献に挑戦してみてください!