コロナ前は、一部の人しか利用していなかったであろう「WEB会議」。ところが、人との接触を極力控えなくてはならないコロナ禍において一気にスタンダードな会議スタイルとなりました。
そんなWEB会議ですが、頻度が上がるにつれてWEB会議ならではの悩みが生まれてきます。
話相手の顔がよく見えなかったり、表示されている資料においていったいどこの話をしているのかわからなかったり……。コロナ前からWEB会議を利用していた筆者ですが、対面での会議以上の「伝わりやすさ」をWEB会議で実現するのは非常に難しいと今でも感じています。
そんな中、最近WEB会議に使える革命的なアプリを知りました。試しに使ってみたところ「これはすごい」「そして楽しい!」と興奮を覚えるほどの機能性で、ぜひともみなさんにもお伝えしたく、今回ご紹介いたします。
「ンーフー(mmhmm)」という名のプレゼンアプリ
そのアプリは「mmhmm」と書いて「ンーフー」と読みます。英語を話す人が相槌をうつときの「ンーフー」が由来だそうで、私たちからするとちょっとヘンテコな名前。
しかし、その機能をのぞいてみると「ンーフー」どころか「ワオ!」と叫んでしまいそうなほどすごいものなのです。
スライドと自分をミックス表示、PC1台でクリエイティブなプレゼンができる!
「ンーフー」は、自分の映像と投影したい資料をミックスして、まるでニュース番組のようにプレゼンできる革命的なアプリです。
自分を表示するサイズや位置、切り抜き方法、さらに雨を降らせたりもできるエフェクトまで多種多様な装飾が行えるほか、投影する資料は、プリインストールされたファンシーなGIFや映像、クールな背景画像が使えるのはもちろんのこと、手持ちの画像やPDFや映像の挿入にも対応しています。
プレゼンに動きやレイヤー(重なり)を簡単に施せることで、まるでテレビ番組を見ているかのようなクリエイティブ感溢れるプレゼンの投影が、たったパソコン1台だけで行うことができるのです!
現在はMac版のみ、この春にはWin版のリリースが控えている
そんなすばらしいアプリ「ンーフー」ですが、現状はMac版のみが提供されています。
しかしWindowsの人も希望を捨てないでください!すでに、ベータ版をモニターにのみ提供し、Windows版の開発も進められています。予定では2021年春にリリースされるとのことで、Windows版のリリースも秒読み段階にきていると思います。(2021年5月20日現在)
ZoomやGoogle Meetなどの、現状のWEB会議で利用可能
「ンーフー」は、PCにインストールするタイプのアプリですが、WEB会議用に設計されているため、ZoomやGoogle Meetを利用したWEB会議で簡単に利用できます。
これはよくよく考えるとありがたいことで、もしこういった機能を実装した新しいビデオ会議システムなのであれば、そのビデオ会議システムを使うしかなくなってしまいます。
しかし、「ンーフー」はPCインストール型のアプリなので、発信者がインストールしていれば、従来使っていたZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議システムをそのまま継続利用する形で、見せるプレゼンだけをリッチにできる、という利点があります。
ベーシック機能は無料。有料登録でプレミアムツールを制限なく使える
「ンーフー」はベーシック機能であればずっと無料で利用できます。プレゼンターパネルで見た目をカスタムできるプレミアムツールというのがあり、無料プランでは1日1時間までという制限があります。これを時間制限なく利用するためには、月額1,100円または年額11,000円の有料登録をすることで利用可能です。
ちなみに、プレミアムツールは最初の7日間だけは1日1時間の制限なしで無料で利用ができます。この記事を読んで「ンーフー」をぜひ使ってみたい!と思った方は、まずはアプリをダウンロードして、7日間とことん使ってみてはいかがでしょうか。
相手を飽きさせない、ライブ感のあるプレゼンを!
筆者もときどきウェビナーに参加して感じるのですが、やはり相手の顔が見えるか見えないかは大きな違いです。
単調なスライドだけが画面に投影され、その向こうから発言者の声だけが聞こえてくるプレゼンは、興味がわかなかったり、飽きてしまったりと、やはり何か物足りなさを感じてしまいます。
せっかく内容が素晴らしくても聞いてもらい伝わらなければ意味がありません。よくWEB会議で発言者の役目を担うという方は、ぜひ「ンーフー」を使いこなして、相手を飽きさせないライブ感のあるプレゼンを実践してみてください。使ってみると本当にワクワクしてきますよ!
もっと伝わるコミュニケーションを、すべての人へ | mmhmm