今年も残すところあと2カ月。ツリーなどの街頭イルミネーションが始まるなど街も少しずつ年末モードに突入しているが、そんな中欠かせないものといえば来年のカレンダー。既に書店などで目にした人も多いだろう。

カレンダーはそのラインナップで今年の流行が非常にわかりやすい。今年ヒットしたタレントやアニメ、キャラクターや活躍したスポーツ選手が新たに加わるなど、ラインナップを見ているだけで今年の顔がわかるというもの。では今年のラインナップの傾向はどうなっているのか。カレンダーを作り続けて40年、業界最大手の株式会社ハゴロモに話を伺ってきた。

「書籍の売り上げが減る傾向にありますが、カレンダーは堅実で、ここ数年も売り上げをキープしているんですよ」と語るのはカレンダー事業部・川島さん。今年の一つの傾向は「カレンダーのブック化」だという。

松坂桃李

「たとえば大河ドラマに出演中の松坂桃李さんのカレンダーがブックレット形式になっています。全42ページもあるので写真が多いですし、机の上に置きやすいというのもあって、女性にとても人気です。いわば写真集、ですね」(以下全て川島さん)

一方で男性・女性でカレンダーに求めるもの、志向の違いもあるという。

「男性は写真の大きさ、女性は写真の多さを好む傾向があります。なのでブックレット形式は男性タレントでやるケースが多いですね。」

妖怪ウォッチ

アナと雪の女王

今年のラインナップでは、「妖怪ウォッチ」と「アナと雪の女王」が大ヒットしているという。1万部売れれば大ヒットと言われるカレンダーで、30万部に迫る勢いとのこと。このあたりも今年のトレンドがはっきりと現れている。

「あとスポーツ選手も人気ですね。フィギュアスケートの羽生結弦選手は去年に続き今年も売れていますし、サッカーだと内田篤人選手が人気ですね。本当は全米オープンで決勝に進出したテニスの錦織選手のカレンダーも出したかったんですけれどね(苦笑)」

羽生結弦

内田篤人

もちろん石原さとみ有村架純といった女性タレントも人気。

有村架純

誰しも自分の好きなアイドルのカレンダーを部屋に飾ったことはあるだろう。果たしてこのタレントのラインナップはどうやって決めているのか。

「実はカレンダーの制作は1年前からスタートします。ですので既に2016年のカレンダーの制作に向けて動き出しています。年明けから本格的にスタートします。ラインナップを決めるポイントは、やっぱりテレビ番組やCMといった露出、ですね。テレビは、全国放送という点でNHKの番組、たとえば朝の連続ドラマや大河ドラマに出ているか。これを重視します。後は戦隊ものですね。主婦の方とお子さんが買ってくれますから、いつもランキング上位に入りますし」

最近ではネットの反応もラインナップ選定の重要な指標になっているという。

「たとえばブログのアクセスランキングとか。最近は公式ツイッターのフォロワー数も貴重な指標になっています。」

最低でも3000部売れる見込みがないと作らないというから、ラインナップに載るだけでも売れている証と言えるだろう。

「その点ではカレンダーの発行基準は写真集と似ていると思います。ただ写真集と違うのは、制作期間も販売期間も短いこと。年末に販売しないと意味がないですし、年が明けたら売れなくなりますからね。大変です(苦笑)。」

ドルフィンスイム

新江ノ島水族館

また、部屋に飾るという点で大自然の風景といった「癒し」もカレンダーにおける重要な要素。特に力を入れているのは「新江ノ島水族館」や「ドルフィンスイム」といった"水系"だという。

「オススメはジープ島のカレンダー。ミクロネシアにある島なのですが、人気ツアーとしてテレビ番組などでよく取り上げられて、すっかり人気商品になりました。」

壇蜜

また、カレンダーの機能自体も進化している。

「撮影風景が動画で見られるAR機能のついたカレンダーもあります。あと、壇蜜さんのカレンダーでは、撮影そのものをニコ生で放送して、カレンダーで使用するカットをその場で投票して決める、という試みもやってます。参加型カレンダー、ですね。」

渡辺麻友

先日から新たにAKB48メンバー90人の卓上カレンダーの販売も始まり、ラインナップ数は820タイトルに一気に増加。あなたもお気に入りのカレンダーを見つけてみては?

2015年のカレンダーは「カレナビ」で検索・購入できます!


※本文に使用しているカレンダーの画像には一部実物とは異なるダミーのものがあります。

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編集部有本

元エンジョイ!マガジン編集長(2014年10月時点)。かつてBIGLOBE MUSICを担当していた経験を活かし、よりエンジョイ!でウェッサイ!!なマガジンを目指していきます。

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