業務効率を上げるword のショートカットキー

ビジネス文書の作成などで頻繁に活用するWord。ショートカットキーを覚えておけば、メニューやマウスの右クリックを使った作業が減り、業務効率が格段にアップします。

Wordでビジネス文書を作成する際、文章のコピー&ペースト、検索などをマウスではなくキーボードのショートカットキーを使っている方は多いと思います。しかしそれ以外にも多くの作業をショートカットキーだけで行なえることはご存知でしょうか?
Wordで頻繁に発生する作業を、ショートカットキーを使えば作業時間の大幅な削減を実現できます。そこで今回は、使っている人も多い日常的に使えるショートカットキーから、ちょっと複雑だけど知っていると便利なショートカットキーまでご紹介します。

日常的に活用する機能のショートカットキー

まずは、Wordを使っていて頻繁に活用する機能のショートカットキーをご紹介します。

コピー&ペーストなど、文字に関するショートカットキー

・コピー  「ctrl」+「C」

コピーしたい単語や文章を選択し、「ctrl」+「C」を同時に押します。

・ペースト  「ctrl」+「V」

コピーした単語や文章を貼り付けたい場所にカーソルを移動させたうえで「ctrl」+「V」を同時に押します。

・全選択  「ctrl」+「A」

ファイル内のどこかにカーソルを置いて「ctrl」+「A」を同時に押します。

・元に戻す  「ctrl」+「Z」

このショートカットキーは、繰り返し押すことでさらに前の状態に戻すことも可能です。

・繰り返す  「ctrl」+「Y」

複数のセルのフォントを変えたい、文字の大きさを変えたいといった場合、このショートカットキーを使います。一度フォントを変えるなどの作業をしたら、同じ作業をしたいセルにカーソルを移動して「Ctrl」+「Y」を同時に押すことで、手間をかけず何度でも同じ作業を繰り返せます。

文字修飾

・太字 「ctrl」+「B」
・斜体 「ctrl」+「I」
・下線 「ctrl」+「U」
文字修飾をしたい単語や文章を選択し、それぞれのショートカットキーを押します。

文字の位置修正

・中央揃え  「ctrl」+「E」
・左揃え   「ctrl」+「L」
・右揃え   「ctrl」+「R」
文字の位置を変えたい行にカーソルを置き、それぞれのショートカットキーを押します。

ファイル関連のショートカットキー

ファイル内の文字に関連するものだけはでなく、ファイルそのものに関するショートカットキーも便利です。

ファイルの操作

・新規作成       「ctrl」+「A」
・上書き保存     「ctrl」+「S」
・名前を付けて保存  「F12」
・印刷プレビュー   「ctrl」+「F2」
・印刷        「ctrl」+「P」

作業時間をさらに短縮するためのショートカットキー

これまでにご紹介したショートカットキーを使うだけでも、作業効率はかなりアップするでしょう。しかしこれからご紹介するショートカットキーを使えば、作業効率はさらにアップし、作業時間の短縮を実現します。

フォントサイズの変更、段落の選択

・フォントサイズを 1 ポイント小さくする 「Ctrl」 + 始め角かっこ(「)
フォントサイズを小さくしたい単語や文章を選択し、「Ctrl」 + 始め角かっこ(「)を押します。逆に大きくしたい場合は、「Ctrl」 +終わり角かっこ(」) を押します。
・カーソル位置の段落だけを選択する 「Ctrl」+「Shift」+「↓」
選択したい段落の先頭にカーソルを置き、「Ctrl」+「Shift」+「↓」を押します。これを繰り返すと繰り返した分だけ下の段落が選択されていきます。逆に上の段落を選択したい場合は、「Ctrl」+「Shift」+「↑」を押します。
Wordのショートカットキーはまだまだありますが、最低限、これだけをおぼえているだけでも日々の作業が非常に楽になります。是非、おぼえて活用してみてください。

川村龍一(かわむらりゅういち)

ネットサービスやツールに関することを中心に色々書いているフリーのライターです。バンドやったり歌詞作ったりもしてます。将来的には子供向けの何かを作ったり書いたりできればいいなと日々を過ごしてます。