Windows 10に搭載されている、Windows Helloという機能をご存知でしょうか。パソコンへのサインインを「顔」や「指」で認証できる生体認証機能です。
先日、Windowsのパソコンを購入したのですが、そこで初めてこの機能について知りました。実際に利用してみたところ、「顔認証」でのサインインがあまりに便利で驚きました。今回はこの顔認証がどんなものかをご紹介したいと思います。
Windows Helloの顔認証はどんなもの?
パソコンにサインインする際に、これまではパスワードの入力だったり、PINコードの入力だったりと何かしらのアクションをしなくてはならなかったのに対し、顔認証はカメラに顔を読み取ってもらうだけ。顔認識センサーなどの生体認証センサーがついた端末で利用できるもので、例えばノートパソコンでこの顔認証を利用した場合、閉じているノートパソコンを開いたとほぼ同時に、自身の顔が認証され超速でサインインできてしまいます。
実際にどんな感じかお見せします
顔認証が実際にどんな感じでパスされるのかを、筆者が保有しているノートパソコン「Surface Laptop 2」でお見せしましょう。
いかがでしょうか。
パソコンを開いたすぐあとに「Enjoy Tarou」というアカウント名が一瞬表示されますが、それこそが顔認証をパスした瞬間です。あまりにあっという間のため、本当にこのパソコンってロックをかけてるんだっけ?と心配になってしまうほどです。
ユーザーに応じて、サインイン先を変えてくれる
この顔認証のスゴイところは速さだけではありません。
読み込む顔に応じて、サインインするアカウントを自動判別し、サインインしてくれるんです。我が家のこのWindowsマシンでは、筆者と妻の二人をアカウントとして登録していますが、筆者がノートパソコンを開くと、顔認証が機能したのち、筆者のアカウントとしてログインしますが、逆に妻がノートパソコンを開くと、妻を認証したのち、妻のアカウントとしてログインされるのです。
わざわざ、ノートパソコンを開いてから、自分のアカウントを選択する必要がないのです。ユーザーの手間をとことん省いてくれるこの判別機能には本当に驚きました。
どこから設定できるの?
Windows Helloを設定するには、「設定」> 「アカウント」 > 「サインインオプション」のWindows Helloから行います。
自分の顔を読み取るだけですぐに設定でき、特に迷うこともありません。
ちなみに、非対応のパソコンの場合は、Windows Helloを利用できない旨の表示が出ます。
指紋認証でさえ面倒に感じる、顔認証の強烈な楽ちんさ
筆者は、仕事やプライベートでWindows・Mac合わせて4~5台のパソコンに日常的にふれています。それぞれの認証システムもさまざまで、パスワードやPINコードを入力するタイプから、指紋認証でサインインするタイプもあります。
新しいWindowsマシンを購入するまでは、Macbook Proの指紋認証って楽ちんだなぁと思っていたのですが、Windows Helloの顔認証を知ってしまってからというもの、「指紋認証でさえ面倒くさい……」と感じるようになりました。それくらい、この顔認証の楽さ加減はズバ抜けています。
これからパソコン購入予定の方は、購入時の検討事項として、Windows Helloの顔認証に対応している端末か否かもチェックしてみるのもよいかもしれません。