Wi-Fi(無線LAN)は、ケーブルなしでインターネットに接続できるので便利です。しかし、急に途切れたり、そのままつながらなくなったり・・・。Wi-Fiならではの悩みも出てきます。そこで、Wi-Fiがつながりにくいときの対処法をまとめてみました。
なお、別記事「インターネットがつながらない!ときの解決チェックポイント」にもLAN接続で困ったときの解決方法が書いてあります。あわせて参考にしてください。
親機との距離を縮める
Wi-Fiの電波は壁で遮られたり、距離が離れたりすると弱くなります。
ネット接続の調子が悪いときは、インターネットへつなげる電波を発する親機(無線LANルータ、モバイルルータなど)とパソコン、スマートフォン、プリンタなどの子機との接続状態や距離を確認してみましょう。
親機との距離を縮めることで、つながりやすくなったりします。目安は、子機がWi-Fiを拾っている電波の状態を示すアイコンです。一般的にそのアンテナの本数が多いほど電波をキャッチしています。
親機と子機が離れている場合は、中継器を使ってみましょう。たとえば、家の1階に無線LANルータを設置している場合、2階では電波をキャッチしにくいものです。
届きにくかった場所とルータの中間付近に中継器を設置すれば、家のすみずみまで電波が届きやすくなります。
無線LANルータや中継器を買うとき、製品に記された接続距離の目安を確認しておきましょう。
▼参考記事:Wi-Fi中継機があれば、家中どこでも快適にネットがつながる
同時に接続できる台数を確認する
無線LANルータ、中継器、モバイルルータには、同時に接続できる台数に制限があります。
取扱説明書を読み、同時に接続できる台数を確認しましょう。
ファームウェアやドライバーを最新にアップデートする
無線LANルータ等、通信機器のファームウェアを更新することで不具合が解消されることがあります。使用している製品のファームウェアをダウンロードし、書き換えを行いましょう。
同じように、パソコン側にインストールされているルータのドライバも、最新にアップデートしておきましょう。
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チャンネルを切り替えてみる
インターネットへつなげる電波を発する機器は「チャンネル」と呼ばれる単位で電波を発信しています。電波がチャンネル単位で区切られていることで、複数の利用者が同時にWi-Fi(無線LAN)を使うことができます。
ただし、自分が利用している場所付近で同じか近いチャンネルが使われていると、電波が干渉して不安定な状態になることがあります。Wi-Fi(無線LAN)で使っている電波は電子レンジやコードレス電話、医療機器でも利用されていますが、これらと重なっても干渉をおこします。
そこで、人の家のWi-Fi状態を管理するわけにはいきませんので、自分のWi-Fiのチャンネルを切り替えてみてください。電波干渉が解消されて電波が安定します。
具体的なチャンネルの切り替え方法は、無線LANルータの取扱説明書をご覧ください。
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無線LANルータのステルス機能をオフにする
Wi-Fiにつなごうとすると多くの候補が表示されるかと思います。「ステルス機能」を使うと、無線LANアクセスポイントのSSIDを見えないようにすることができます。ステルス機能を使えば、Wi-Fiの接続先候補にSSIDが表示されなくなるため、回線への不正アクセスを防ぐことができます。
しかし、iPhoneや一部のゲーム機(任天堂のWiiなど)は、ステルス機能が設定されているとうまくWi-Fiと接続できないことがあります。対処法は接続しようとしている機種ごとに違います。メーカーがホームページに解決策を公開していることケースもあるので参考にしてください(任天堂、Wiiの対処例)。
パソコン等でも、Wi-Fiにつながりにくいときは、いったんステルス機能を切ることで、すんなり接続できることがあります。
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MACアドレスのフィルタリング設定を確認・変更する
パソコンやスマートフォン、プリンタなどWi-Fiを受信できる端末は、それぞれMACアドレス(マック・アドレス)と呼ばれる英数字2ケタを5つ並べた独自のアドレスを持っています。個々のネットワーク機器を識別するため、それぞれの機器ごとに設定された固有のアドレスです。
MACアドレスはWi-Fiアドレス、物理アドレスなどとも呼ばれますが、役割は同じです。
無線LANルータには、このMACアドレスを登録することで、指定した機種だけがWi-Fiに接続できるように設定できます。
この機能は無線LANの電波を他人に使わせないようにできるので電波泥棒の防止に役立ちます。しかし、この機能の設定を間違うと、自分が使いたい端末までブロックされてしまいます。
パソコンを新調したり、スマホを買った時などにうまくWi-Fi(無線LAN)を拾えない場合は、無線LANルータに正しいMACアドレスのフィルタリングがされていないかを確認しましょう。
▼>Atremシリーズをご利用の方はこちらにて機種別の手順を確認できます
なお、WindowsパソコンのMACアドレスは[ワイヤレスネットワーク接続]を開き[詳細]→[物理アドレス]から確認できます。
ルータへMACアドレスの指定方法やMACアドレスそのものがわからない場合は、ルータの設定画面からMACアドレスの制限を解除してみましょう。
このように無線LANがつながらない理由は、親機・子機・電波の状態など多岐にわたっています。ひとつひとつ丁寧に調べていけば、きっと解決するはず。根気よく調べてみてください。
上記で解決できなかった人は下記のサイトもチェックしてみてください。
・急にインターネットがつながらなくなりました(BUFFALO)
・Wi-Fiがつながらないときに確認しておきたいチェックポイント(Discovery&Easy)
・無線LANがつながらないときのチェックポイント19(AllAbout)
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