お部屋の粗隠しにも便利なZoomのバーチャル背景。ビジネス目的のWeb会議で使用するときは楽しいだけでなく強力な武器になるため、利用している人も多いでしょう。しかし、Zoomのバーチャル背景にちょっとした工夫をすることで、ビジネスに有効活用できるんです。そこで今回は、Zoomのバーチャル背景の活用法を紹介するので、参考にしてみてください。
名刺や企業ロゴを表示
ZoomでWeb会議をしたことがある方なら、全然知らない人の顔がズラーっと並んでいて、誰が誰なのか分からなくなってしまうという経験があるのではないでしょうか。しかし、最近はバーチャル背景に自分の名刺情報や、企業ロゴなどを表示する方も登場しています。
この方法を使えば、Web会議の冒頭でメンバー紹介がない場合でも、人数が多くて覚えきれなくても、すぐにどんな人なのか相手に理解してもらうことが可能です。自分のメアドや会社の情報、手掛けているサービスのQRコードなどを表示しておくことで、その後のビジネス展開がスムーズになるかもしれません。
Web会議の重要ポイントを表示
Web会議を行うときには、各自持ち寄った資料を画面共有機能で見せながら進行していくケースが多いと思います。しかし、画面上に人の顔しか映っていないことも多く、「何の会議してたんだっけ?」となることもしばしば。
そこで、Web会議のホストがバーチャル背景に会議のアジェンダ(議題)や重要ポイント、目的などを表示させておけば、参加者が大事なポイントを忘れることなく、生産性の向上につなげることができるでしょう。バーチャル背景は会議の最中でも変更できますので、進行度合いによって内容を変更すれば、さらに有効活用できます。
Zoomの背景に使うQRコード作成ツール
最後に、Zoomの背景に自分の名刺をQRコードにして表示できるツールを紹介します。
名刺管理サービス「Eight」
名刺管理サービスで有名な「Eigth」を使っている人であれば、自分の名刺をQRコードにしてZoomのバーチャル背景にして、さらにオンライン名刺交換も可能です。
まず、PC版Eigthtのログイン後のTOPページ画面左にある「オンライン名刺交換」をクリックして画面が変わったら、「オンライン商談用バーチャル背景」をクリックしましょう。
後は、好きなバーチャル背景をダウンロードすれば、自分の名刺情報とQRコードが表示されます。ただし、現在(2020年6月末日時点)においては相手もEigthを使っていないとオンライン名刺交換はできません。同社のBtoBサービス「Sansan」では、2020年7月中にEightとオンライン名刺交換ができるようになるようです。なお、どちらのユーザーでもない場合には、QRコードをスキャンすると名刺の画像データか、Vcard形式でダウンロードすることになります。
バーチャル名刺背景ジェネレーター
名刺管理ツールを使っていない方には、「バーチャル名刺背景ジェネレーター」というサービスもあります。
自分の名前やメアド、会社のロゴをはじめ、SNSの情報などをQRコード表示させたバーチャル背景の生成が可能です。会社やサービスのロゴデータとメアドやURLなどがあれば、基本的には情報を入力していくだけなのでとても簡単。生成した画像は右クリックで画像保存し、Zoomにインポートして使用しましょう。
新しい働き方に合わせてバーチャル背景もアップデートを!
今回は、Zoomのバーチャル背景の活用法を紹介しました。テレワークはウィズコロナ、アフターコロナの時代においても継続が予想されるため、ZoomでWeb会議をする機会は今後も増えていくことでしょう。こうした新しい働き方に対応して、ビジネスマナーも新しいものになっていくと思われます。バーチャル背景を名刺のように活用してみるのもいいのではないでしょうか。