神モードって何?
神モードは、Windows10でいろいろな設定をしやすくするための機能です。
Windows10では、各種設定を行うコントロールパネルがすぐ見えるところにありません。「設定」は別にありますが、コントロールパネルにしかない項目も多いので、これまでコントロールパネルに親しんできたユーザーには少し不便なときがあります。そこをカバーしてくれるのが「神モード」です。
「神モード」と言っても、動作するモードが切り替わるわけではありません。コントロールパネルへのアクセスがしやすくなるショートカットがデスクトップにできるのです。「神モード」という名前は、英語版のWindowsで「GodMode」と呼ばれているのを訳したものでしょう。
神モードの設定方法と使い方
神モードのショートカットは自分で作成する必要があります。
神モードの設定方法
1.デスクトップ上の何もないところで右クリックします。すると、コンテキストメニュー(右クリックで表示されるメニュー)が表示されます。
2.コンテキストメニューの「新規作成」にマウスカーソルを合わせると、サブメニューが表示されます。
3.サブメニューの「フォルダー」をクリックすると「新しいフォルダー」がデスクトップに作成されます。
4.フォルダー名をクリックし、F2キーを押すと名前を変更できます。フォルダ名を「神モード.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}」に変更します。5.アイコンがコントロールパネルの形に変わります。これで「神モード」が作成されます。
注意
フォルダ名の{ }内は、Windowsのレジストリ内のコントロールパネルへのパスの値です。そのままコピーしてください。
「神モード」部分は好きな単語でも問題ありませんが、{ }内を変更するとただのフォルダ―になってしまいます。
神モードの使い方
1.神モードのアイコンをダブルクリックします。
2.コントロールパネルで設定できる項目が一覧の形で表示されるので、必要な設定を行います。
表示される設定項目は、Windows Defender、Windowsファイアウォール、インターネットオプション、バックアップと復元など、コントロールパネルにあるような項目です。
それぞれの設定項目が機能別に分割されておらず、1つのフォルダ内ですべての設定項目を見ることができます。
神モードのメリット
神モードを利用すると、次のようなメリットがあります。
設定へのアクセスが楽になる
神モードを作成することで、コントロールパネルでできる設定に1クリックでアクセスできます。
通常の手順では、まずはコントロールパネルにアクセスし、欲しい設定のフォルダを2つか3つ開いてから設定を行う、という手間がかかるのに比べて、かなり楽にアクセスできるのです。
どういう設定ができるのかがわかりやすい
設定項目がフォルダに分かれておらず、一覧になっていることで、設定できる項目がどれなのかが一目でわかります。
目的の設定項目があるのかないのかわからないまま、探し回る必要がありません。そこにない項目は設定できない、とはっきりわかるのはとても便利です。
神モードは、実はWindows7の頃からありました。しかし、Windows7ではそもそもコントロールパネルにアクセスしやすかったので、あまり気にされていませんでした。
Windows10になってからはコントロールパネルへのアクセスがしにくくなったので、よりスマートに使いこなしたいならぜひ神モードを作成しておくことをおすすめします。
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