先日Windows 10のノートパソコンを自宅用に購入しました。それまではMacのノートブックを利用していましたが、Macのノートブックはトラックパッドのカスタムが柔軟でした。
例えばフォルダ間やウェブページの戻る進むなどを、複数の指でスワイプするジェスチャ機能で簡単に行うことができ、なくてはならない機能として利用していました。
一方、今回購入したWindows 10のノートパソコンにも「タッチパッド」という名前で同様の機能がついています。ただ、初期設定の状態ではあまり自分好みのジェスチャではなかったため、設定から変更してみたところ、今まで利用していたMacのジェスチャと同じくらいの使い勝手を実現できました。
そこで今回は、このWindows10のジェスチャのカスタム方法、およびおすすめのジェスチャ設定をご紹介したいと思います。
ジェスチャはどこから設定できるの
ジェスチャは「設定」の中にある「タッチパッド」から設定できます。
設定画面に行くには、「設定」 > 「デバイス」 > 「タッチパッド」と進みましょう。
ちなみに、以下の方法でダイレクトに開くことも可能です。
- タスクバーの検索欄に「タッチパッド」と入力。
- 検索結果の中から「タッチパッドの設定」をクリック。
ジェスチャを変更してみよう
初期状態はどんな感じ?
初期状態では、3本指・4本指で行うジェスチャはそれぞれ上記のように設定されています。画像をご覧いただくとわかるように、実はすこし重複している部分があるんです。これはカスタムして使い勝手を向上させなくてはなりません!
ジェスチャをカスタムしてみよう(一括編)
では、ジェスチャを変更してみましょう。3本指のジェスチャを例に説明します。
上記の「スワイプ」の項目の「▽」をクリックし、変更したい機能を選択することで、一括で上下左右のジェスチャの割り当てを変更することができます。言わば、スワイプの「おまかせセット」が複数用意されていて、そこから選ぶイメージです。
ここでは「オーディオとボリュームの変更」というスワイプのセットを選んだところ、3本指ジェスチャが以下のように、
- 「↑」=音量を上げる
- 「↓」=音量を下げる
- 「←」=前のトラック
- 「→」=次のトラック
として設定変更されたことがわかります。このおまかせセットを変更してジェスチャをカスタムするのが、まずは簡単なカスタム方法となります。
もっとディープに設定しよう(詳細設定編)
おまかせセットでなく、もっと詳細に変更をしたい場合は、タッチパッド設定画面にある「ジェスチャの詳細な構成」から行うことができます。
すると、上下左右の個々のジェスチャを設定できるようになります。
上記の例では3本指の「←(左)」を「後方ナビゲーション」に設定した例です。後方ナビゲーションは、Webページの「戻る」や、フォルダ移動時の「戻る」として利用できます。
YouTubeもジェスチャで操作? おすすめのカスタム設定
最後に、筆者のおすすめの3本指・4本指のジェスチャ設定をご紹介いたします。
3本指は、音楽操作をベースとしながらも、左右の動作は「戻る」「進む」に、かつ「タップ」を「再生/一時停止」にカスタム。
4本指は、おまかせセットの「アプリを切り替えてデスクトップを表示」に基本的にのっとりますが、「タップ」のみ「Cortanaで検索」にカスタムしています。
特に、3本指ジェスチャの使い勝手はかなり気に入りました。音量の上げ下げ、および、再生/一時停止がジェスチャでできてしまうんです。しかも、この「再生/一時停止」はなんとYouTubeやSoundCloudなどの動画や音楽サイトでも有効なのです!
今まで利用していたMacでも、このジェスチャを使いたかったと思うほどに最高に便利だと感じています。
ということで、タッチパッドで上記のジェスチャ設定ができる方は、ぜひタッチパッドを自分色に染めて、パソコンの操作性を向上させてみてください。
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