Windows 10に搭載されている、「動的ロック」という機能をご存知でしょうか。
動的ロックとは、パソコンとスマホなどのデバイスを接続することで、デバイスがパソコンから離れた際に、自動でパソコンにロックをかけられる機能です。Windows 10の設定からとても簡単に設定可能で、Bluetooth対応のパソコン・スマホをお持ちであればすぐにでも利用可能です。ついついパソコンにロックをかけずに離席してしまう、という方には特におすすめです。
動的ロックの設定方法
1.「スタートボタン」 > 「設定」の順にクリックします。
※スタートボタンとは、画面左下のWindowsロゴです。
2.アカウントをクリック。
3.「サインインオプション」の「動的ロック」にある、上記のチェックボックスをオンにします。
4.「Bluetoothとその他のデバイス」をクリックします。
5.下記の「+」ボタンをクリックします。
6.「Bluetooth」をクリックします。
7.ペアリングしたいスマホかタブレット端末を選択します。
8.「デバイスの準備が整いました!」の表示を確認し、「完了」をクリック。
(同時にこの黒いウィンドウは閉じられます)
9.画面左上の「戻る」ボタンをクリックし、サインインオプションの設定画面へ戻ります。
10.下記の赤枠の通りに
- 「その場にいないときにWindowsデバイスを自動的にロックすることを許可する」にチェックがついた状態
- PCとデバイスがつながっている状態
となっていれば設定は完了です。
実際にパソコンから離れてみよう
早速ためしてみました。
接続したデバイス(筆者の場合はiPhone)を手に持ち、パソコンから離れます。
すると、このようにパソコンが自動的にロックされました。これはいいですね。
参考までに紹介すると、Microsoftのサイトの案内には、
- Bluetoothの範囲はデバイスによって異なる
- Bluetoothの届かないところまで到達してから約1分ほどでロックがかかる
とあります。
実際に、筆者が自宅で試した感触としては、例えば同じ5メートルでも、パソコンとデバイスの間に障害物があれば動的ロックがかかり、障害物がなければロックはかかりませんでした。また、ロックがかかるまでの時間はほんの20秒ほど、Microsoftのサイトでいう「約1分」よりも半分以上も早い結果となりました。パソコンの前に自分がいない状態が短いに越したことはないので、この反応が早い分にはありがたい誤算ではないでしょうか。
大切なデータやパソコンの乗っ取りを防ぐためにも、Bluetooth対応のパソコンとデバイスをお持ちの方は、Windows 10のこの「動的ロック」をぜひ試してみてください。