最近は家電量販店やテレビ番組でも「SIM(シム)」という言葉をよく聞くようになりましたね。
しかしながら、そもそもSIMというのはなんでしょう。最近、よく目にする、耳にするけれどもちょこっとわかりにくい単語のひとつ、「SIM」について紐解いてみましょう。
SIMのしくみって?
「SIM」と呼ばれるものは、正確には「SIMカード(シムカード)」といい、とても小さなICチップが入っているカードです。カードといっても、指先にのせられるくらいの大きさです。
SIMカードには、携帯電話番号と対応した固有のIDが組み込まれています。平たく言うと「誰の携帯電話として使うか」を決めるキー(鍵)のようなもの。
SIMカードをスマートフォンやタブレットに入れることで、登録している通信会社との契約内容で、通信ができるという仕組みです。
ちなみに、SIMカードの機能を拡張した「UIMカード」というものもありますが、これもSIMカードと呼ぶことが多いです。
SIMカードのサイズは3種類
SIMカードのサイズは3種類あります。上の画像で見比べてみましょう。
- 左はし…SIMカード(UIMカード)
2010年ころまでのスマートフォンや、フィーチャーフォン(ガラケー)に採用されていました。 - 真ん中…microSIMカード(miniUIMカード)
近年発売されているスマートフォンやタブレットに採用されている、現在主流のSIMカードです。ちなみに、ドコモでは「miniUIMカード」と呼んでいます。 - 右はし…nanoSIMカード(nanoUIMカード)
iPhone 5以降のiPhoneやiPadに採用されているほか、ごく一部のスマートフォンにも採用されているSIMカードで、最も小さなサイズです。
使うスマートフォンによって、入れることができるサイズが違うので、SIMカードを購入する場合はどのサイズか事前に確認をしておきましょう。
<次の記事>
▼格安SIM(シム)はなぜ安い?SIMフリー端末とは何?