アプリで自分の声の合成音を作って楽しめる「コエステーション」ってなに?

自分の声で合成音を作れるアプリがあります。東芝が開発した「コエステーション」です。今回は、「コエステーション」とは何か、どのような場面で活用できるのかを解説します。

私たちの周りには、テキストを打ち込むだけで、読み上げてくれるソフトはいくつかあります。しかし、そのどれもが選べる声の種類が少なかったり、同じような声ばかりで味気がありません。

そこでぜひご紹介したいのが、自分の声で合成音を作成できる「コエステーション」です。今回は、コエステーションとはどのようなアプリなのかや、活用が期待される場面について解説します。

コエステーションってなに?

コエステーションとは、2018年に東芝ソリューションズから公開された、自分の声から合成音(音声合成)を作成できるスマホアプリケーションです。

同アプリでは、人間の声を人工的に作成する音声合成AIを使用しており、スマホに例文を読み上げるだけで、簡単に自分の声の合成音を作成できます。

なお、声の合成音は10の例文を読み上げるだけで作成できますが、さらに多く(最大200文)の例文を読み上げると、声の精度を上げることが可能です。

コエステーションでできること

コエステーションは、自分の声で合成音を手軽に作成できるアプリです。では、同アプリは具体的にどのような場面で活用できるものなのでしょうか。

声の出しづらい環境でも会議に音声参加できる

スカイプなどでのテレビ会議の機会は多いと思います。しかし、カフェのような公共の場や、自宅で子どもがいる環境などの声が出しづらい状況で参加しなければならないときもありますよね。

その点、コエステーションで自分の声の合成音を作成しておき、テキストを読み上げてもらえば、どのような環境でも自分の声で会議に参加でき、メンバーとスムーズに意見交換できます。

自分の声の合成音を家族や友人にシェアできる

コエステーションでは作成した自分の声の合成音を相手に貸したり、反対に相手の声の合成音を借りたり、と「声のシェア」をすることが可能です。

これにより、声質のいい友人の声で音声ガイダンスを作成することや、離れて暮らす母親の声で子どもに絵本を読み聞かせるなど様々な活用ができます。

一方、自分の声が悪用されることも心配ですが、コエステーションでは許可した相手にしかシェアできないような工夫もしているそうです。ただし、コエステーションのサービスに登録する際のパスワードを他のサービスと使い回すことは避けるなどの配慮は必要です。

声を失った方々の声の代わりにできる

声を失った方が他の人の合成音をシェアして音声でコミュケーションするという利用方法が考えられます。また、病気などで徐々に声が出せなくなるということもありえます。そのような方々が自分の声の合成音を作成しておくという事例もあるそうです。

声の合成音のさまざまな可能性

今回は、 自分の声で合成音を作成する「コエステーション」をまとめました。

テキストを入力するだけで、自分の声で話させることができる。とてもシンプルな機能ですが仕事や私生活、医療現場など様々な場面での活用が期待できます。

登録から、声の吹き込みまで10分程度なので、ぜひ一度試してみてください!

▼コエステーションの公式サイトはこちら

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堀本一徳

世界24カ国を旅した自由人。現在はライター兼カメラマン兼ウェブデザイナーとして活動中。得意分野はIT(情報系学科出身)、旅行、教育(教員免許あり)