ソフトウェアを起動したり、文字や機能を選んだりするのに使うマウス操作ですが、クリック、ダブルクリックのほかに、「トリプルクリック」という方法があるのをご存じですか?
使う場面は少ないトリプルクリックですが、これが意外と便利。
Officeやブラウザで使える小技を紹介します。
トリプルクリックってどう操作するの?
「トリプルクリック」とは、マウスやタッチパッドの左ボタンを、続けて3回クリックする操作のこと。「ダブルクリック」は2回ですが、同じ要領で3回クリックすると、トリプルクリックになります。
ノートPCなどのタッチパッドなら、3回タップするだけです。
なにができるの?
Wordやテキストエディタ、ブラウザに表示されている文章のうえでトリプルクリックすると、段落全体を選んだ状態になります。
ムービーを見ていただくと、トリプルクリックすると、カーソルがある段落全体が選択されます。
なにが便利なの?
段落を選択するだけであれば、クリックした状態でカーソルを動かしてドラッグすればできます。
マウスならかんたんな操作ですが、ノートPCのタッチパッドではちょっとドラッグしづらかったりすることもあります。そんなときは、トリプルクリックを使うとかんたんです。
トリプルクリックでは、段落のどこかにカーソルがあれば、その場で3回クリックするだけで、カーソルを移動する必要がないので、タッチパッドでも楽に操作できます。
例えばWordだと、ダブルクリックで単語、トリプルクリックで段落が、それぞれ選択されます。
Word以外でも、メールソフトやテキストエディタなどのアプリケーションソフトやブラウザなど、文章が表示されているものなら、適用されることが多いです。(Windows標準搭載の「メモ帳」など、適用されないものもあります)
Word以外のOfficeソフトやブラウザでも
トリプルクリックが使えるアプリはいろいろありますが、OfficeのなかではPowerPointなどもトリプルクリックが有効です。
自分で編集中のテキストだけでなく、ブラウザでも利用できるので、ブラウザのテキストを引用したりする場合に、その箇所でトリプルクリックすると、まとめて選ぶことができます。
ほかにもトリプルクリックが有効なアプリもあるので、お使いのアプリでも試してみてください。意外に便利な機能が隠れているかもしれません。