配信の「投げ銭」って何が楽しいの?ギフティング・スパチャの魅力

ライブ配信の「投げ銭」がどんなものか知っていますか? この記事ではYouTubeのスパチャのほか、SHOWROOMなどの配信アプリでも見られる有料ギフト機能を紹介。その魅力と楽しさについても説明します。

 

多くのライブ配信サービスが導入している、「投げ銭」機能。

人気YouTuberの配信でスーパーチャットが飛び交う光景を、見たことがある人も多いのではないでしょうか。今年は新型コロナウイルス感染症の影響によって大勢のアーティストや芸能人がネット配信を行うようになったため、そこで投げ銭の文化を知った人もいるかもしれません。

本記事では、そんな「投げ銭」について改めてご紹介。

「聞いたことはあるけれどよくわからない」という人にも理解できるように、「そもそも『投げ銭』って何?」という基本の部分からご説明します。投げ銭の何が楽しいのか、なぜわざわざお金を払うのか、といった疑問にもお答えできれば!

「投げ銭」とは

インターネット上における「投げ銭」とは、一口に言えば、「アーティストやクリエイターがネット上で公開しているコンテンツに対して、視聴者・ファンがオンラインで送金する行為」を指します。

ところで、「投げ銭」と聞いて、大道芸や路上パフォーマンスをまずイメージした人も中にはいらっしゃるかもしれません。ネット上における「投げ銭」も、まさにそのイメージです。

細かな違いはありますが、どちらも「無料で見られるものに対して、称賛や感謝の気持ちを込めて金銭を投げ入れる行為」であることに変わりはありません。ですので、基本的には同じようなものだと考えても間違いではないかと思います。

スパチャ?ギフト?いろいろな投げ銭の呼び方

ただし、人気の動画配信サービスやライブ配信アプリでは、必ずしも「投げ銭」という名称の機能があるわけではありません。

YouTubeの「スーパーチャット」機能

YouTubeの場合は、冒頭でもふれた「スーパーチャット」が投げ銭に相当します。

この機能を使って投げ銭をすると(「スパチャを投げる」などと表現されます)色の付いたコメントが投稿され、投げ銭をした人のアイコンと金額がしばらくチャット欄の上部に掲載されます。

少額だとメッセージは送れませんが、金額が高くなればなるほど長時間にわたってアイコンが表示され、送れるメッセージの文字数も多くなります。最高額は日本円だと50,000円で、チャット欄では赤色で表示されます。これがいわゆる「赤スパ」ですね。

多くの配信アプリが採用する「ギフティング」機能

YouTube以外では、たとえばSHOWROOMや17LIVEといった配信アプリの場合、有料の「ギフティング」機能を採用しています。

これは、スーパーチャットのように金額を指定して直に送るものではありません。サービス上で有料で販売されている「ギフト」を購入し、それを配信中に投げる行為を指します。

ギフトにはいくつもの種類があり、それぞれポイント数が定められています。

100ポイントのギフトは100円、1,000ポイントのギフトは1,000円で購入でき、投げられた分の金額が、配信者に収益として還元されるという仕組み。投げたギフトが画面上に反映されるアプリもあり、配信を華やかにする効果もあります。

投げ銭やギフティングの2つの魅力

このような投げ銭は、当然ながら一般的な「買い物」とは異なります。

お金を支払って商品を得られるわけではありませんし(有料ギフトは「買っている」とも言えますが)、サービスの利用料金でもありません。無料で見られる配信でも投げ銭ができることから、イベントのような「チケット」とも異なります。

では、投げ銭をする人はなぜ、無料で見られるものにお金を払っているのでしょうか。ここでは、2つの切り口から説明します。

① 目に見える形で推しを応援できる

第一に、純粋に「推しを応援できる」という魅力。

特にライブ配信を主体とした活動をしている配信者は、リアルタイムでリスナーと話をするため、必然的にファンとの距離が近くなる傾向にあります。双方向のコミュニケーションゆえに、「直に交流している」感覚が強くなるわけですね。

それだけ相手のことを身近に感じられると、どうなるでしょうか。
ファンは、自分の推しを「応援したい!」と強く思うようになります。

しかし、プロのアーティストなら「CDを買う」、アイドルなら「イベントでグッズを買う」といった応援ができますが、デビュー間もない人や一般の配信者だとそうはいきません。販売できるものも少ないでしょうし、金銭面で応援できる手段は限られてきます。

そこで役立つのが、「投げ銭」です。

投げ銭機能を使えば、目に見える形で相手に「応援してるよ!」という気持ちを伝えて、活動を支援することができます。大道芸や路上パフォーマンスにおける「投げ銭」も、おそらくはこのような感覚で投げられているのではないでしょうか。

「良いものを見せてもらった」という感動や、「この人にはもっとがんばってほしい」という応援の気持ちを、形にして相手に届けようという行為。無料で見られるにもかかわらず投げ銭をする背景には、このような理由があると考えられます。

② 場合によってはリアクションをもらえる

そのような投げ銭は、配信者目線でもありがたい存在です。

中でも収益の少ない配信者やデビュー間もないアーティストにとって、「自分の配信にお金を支払ってくれる人がいる」という体験は、活動を続けるモチベーションにもなります。活動のための資金にもなりますし、嬉しいことづくめですよね。

そのため、投げ銭をしてくれた人には感謝の意を伝えるべく、その場で反応する人も少なくありません。ファンからしても、自分の推しから直接「〇〇さん、ありがと〜!」と伝えられるのは、非常に嬉しい体験なのではないでしょうか。

もちろん、投げ銭をしたからといって必ずリアクションをもらえるわけではありませんので、期待しすぎるのは避けたいところ。個別に対応するのが難しい場合もあるでしょうし、「反応してもらえたらラッキー」くらいの感覚でいるのが良さそうですね。

まとめ

以上、ライブ配信の「投げ銭」について説明させていただきました。

コロナ禍で数多くのイベントが中止となったことで、資金繰りに苦労しているアーティストや企業も最近は少なくないと聞きます。そんななか、オンラインイベントにシフトし、ライブ配信の場で投げられた投げ銭は、貴重な収益源として「応援」以上の力になっているのではないでしょうか。

加えて、チケット料金とは異なり、少額からでも投げられる投げ銭は、「コアなファン以外も気軽に応援できる」というメリットもあります。まずは100円からでも、自分の好きなアーティストや配信者に「投げ銭」してみてはいかがでしょうか。

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けいろー(@Y_Yoshimune)

フリーライター。ネット大好きゆとり世代。趣味のブログをきっかけに依頼をもらうようになり、勢いで独立。書評・アニメ・グルメ・旅行など何でもござれ。 ⇒ぐるりみち