Microsoft TeamsとSkype for Businessの違いとは?機能が豊富なのはどれ?

Microsoft TeamsとSkype for Business、そしてSkypeを比較。どのような特徴と違いがあるのか、それぞれのサービスについて説明します。

2020年以降、急速に広まりつつあるテレワーク。

面と向かっての会議の代替手段として、オンライン会議も広く普及しつつある近頃。それまではメールやチャットが連絡手段だった人からも、「オンライン通話サービスを使うようになった」という声が多く聞かれるようになりました。

ですが、一口に「オンライン通話サービス」と言ってもさまざま。

ZoomにGoogle Meet、SkypeにMicrosoft Teamsなど、企業によって利用しているサービスが異なることもあります。ですので、複数のアプリをインストールして取引先ごとに使い分けている、という人も少なくないのではないでしょうか。

その中から今回取り上げるのは、「Microsoft Teams」と「Skype for Business」、そして「Skype」です。

いずれもMicrosoftのアカウントでログインできるサービスですが、何か大きな違いはあるのでしょうか。3つのサービスを比較しつつ、それぞれの特徴を説明します。

「Microsoft Teams」の特徴

Microsoft Teams」は、チームで活動する人向けのコミュニケーションツール。

2017年にリリースされ、現在はWindowsのほか、macOS・Linux・iOS・Androidに対応したアプリケーションとして提供されています。

チームメンバーとはチャットや通話でコミュニケーションを行い、複数人でも1対1でもやり取りが可能。オンライン会議で使う場合は、最大300人で同時につながりながら話し合いや発表を行うことができます。

また、WordやExcelのファイルの共有機能があるのも特徴のひとつ。リアルタイムで同じファイルを開きながら、複数人での共同編集が可能です。他にもビジネスの場面で役立つ機能が多いため、近年は導入する企業が増えつつあるようです。

「Skype」の特徴

Skype」は、2004年に正式リリースされたインターネット電話サービス。

現在は数多くの類似サービスがありますが、昔からインターネットに親しんできた人の中には、「インターネット電話」と聞いてSkypeを真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

主な機能としては、1対1やグループでの音声通話とビデオ通話機能が挙げられます。登録した相手がオンラインかどうかを確かめることができ、メッセージやファイルのやり取りも可能です。

ちなみに、「Skype」というサービスはもともとスカイプ・テクノロジーズ社によって運営されていましたが、2011年にMicrosoftが買収。その後は現在に至るまで、Microsoftが運営するサービスとなっています。

「Skype for Business」の特徴

Skype for Business」は、Skypeをビジネス用途に特化させたサービス。

もともとは「Lync」という名前でMicrosoftが提供していましたが、2015年にSkypeの機能を統合したサービスとして現在の形になりました。クラウド型のサービスとして、「Skype for Business Online」の名称でも提供されています。

Skype for Businessの主な機能は、「インスタントメッセージ」「通話」「ビデオ通話」の3つ。オンラインでコミュニケーションをするための基本的な機能を備えているほか、画面を共有したりファイルを転送したりすることも可能です。

「Microsoft Teams」と「Skype for Business」の違いは?

では、どちらもMicrosoftが提供しているビジネス向けサービスである「Microsoft Teams」と「Skype for Business」の2つには、大きな違いはあるのでしょうか。

結論から書きますと、基本的な機能や用途に大きな差はありません。どちらもビジネス向けの機能が充実しており、チームでオンラインコミュニケーションを行うのに適したサービスとなっています。

違いをひとつ挙げるとすれば、ファイルの「共有機能」の有無でしょうか。

TeamsではWordやExcelといったMicrosoftのソフトで作ったファイルをオンラインで共有し、同時に複数人で編集することができます。チームで資料を制作する必要がある際には、この機能があるTeamsのほうが便利だと言えるでしょう。

そしてもう一点、無視できないポイントとして、「クラウド型サービスである『Skype for Business Online』のサポートが間もなく終了する」という話があります。

サポート終了が予告されているのは、2021年7月31日。MicrosoftはそれまでにTeamsへ移行するよう、ユーザーに勧めています。ですので、これからサービスを使おうと考えている人はTeamsを選ぶことをおすすめします。

「Skype」と「Skype for Business」の違い

一方で、同じ名前を持つ「Skype」と「Skype for Business」の2つには、どのような違いがあるのでしょうか。

前述のとおり、Skype for BusinessはSkypeをビジネス用途に特化させたサービス。無料で使えるSkypeとは異なり、基本的には有料のプランを選んで利用することになります。

また、大きな違いとしては最大利用人数が挙げられます。Skypeの場合、グループ通話で同時に接続できるのは50人までですが、Skype for Businessでは最大250人が参加して話すことができます。

加えて、セキュリティ面が充実しており、従業員のアカウント管理機能があるのもSkype for Businessの特徴。大勢の参加する会議が頻繁にあったり、チームや部署を越えてコミュニケーションをする必要があったりする場合は、Skype for Businessのほうが向いています。

逆に、従業員数が50人よりも少ない企業やチームであれば、Skypeだけでも事足ります。Skype for BusinessやTeamsのように資料の共有や共同編集はできませんが、最低限の「通話」だけが目的なのであれば、Skypeを選ぶのもひとつの手です。

まとめ

以上、「Microsoft Teams」「Skype for Business」「Skype」の3つのサービスの特徴と違いについて説明しました。

「Skype」といえば昔からおなじみのサービスですが、ユーザーも運営も徐々に新しいサービスへと移行しつつある様子。便利になるのは良いことですが、長年使っていたサービスをやめる際には戸惑いもありますよね……。

ここでは簡単にしか取り上げませんでしたが、Microsoft Teamsはさまざまな機能を備えており、実際に利用している企業からの評判も上々。その魅力や使い方を解説しているサイトもありますので、気になる方は詳しく調べてみてはいかがでしょうか。

あなたにオススメ

けいろー(@Y_Yoshimune)

フリーライター。ネット大好きゆとり世代。趣味のブログをきっかけに依頼をもらうようになり、勢いで独立。書評・アニメ・グルメ・旅行など何でもござれ。 ⇒ぐるりみち