公園で注目の的!みんなをひとつにする凧揚げ遊び

近年、凧揚げしている子どもたち、見ないな? 凧って、もう売ってなかったりして?なんて思ってネットで調べてみたら、ポケットサイズのコンパクトに畳める凧を発見!

いよいよ、迫ってまいりました「お正月」!
♪も~い~くつ寝~る~と~・・・な感じです。
♪お正月には~凧揚げてぇ~・・・
そういえば近年、凧揚げしている子どもたち、見ないな?
凧って、もう売ってなかったりして?
なんて思ってネットで調べてみたら、いろんな種類があるじゃないですか!
しかも、コンパクトに畳める凧なんてのもある!!
骨のない畳める凧やミニ凧って、一体どうやって揚がるんだろう? 
というわけで、今回は今時の凧がどう揚がるのかを検証すべく、「凧揚げ」をしてみました! しかし、そこには思いもよらぬ結末が・・・

凧揚げの日はなんと無風!! それでも凧は揚がるのか?

今回用意した凧は・・・

  • 折りたたんでケースに収納できる「アースカイト
  • てんとう虫のケースがリールになっている「ポケットイン レディバグカイト」
  • 手のひらサイズの「マイクロカイト」2種

普段からカバンに忍ばせておいて、広場を見つけたらすぐに揚げられる。
そんなコンパクトな凧を集めてみました!
それではさっそく「アースカイト」で凧揚げ開始!
天まで揚がれ~!

・・・って、揚がらないね。
えっ? 思いっ切り走れって? では・・・

ダ~ッシュ!

さらにダ~ッシュ!!

揚がらな~い! あがるのは息ばっかり~!
編集部Sさ~ん、このまま交代~!

ダ~~ッシュ!!!
でも、揚がりませ~ん!
リレーのようにバトンタッチを繰り返して走っていたら、もうバテバテ。
日頃の運動不足解消にはいいけど、凧揚げじゃないよなぁ、コレ。

編集部Mさんが揚げようとしてた「マイクロカイト」も、風がないのですぐに落ちちゃったみたい。

突然現れた”助っ人”は、84歳のおじいちゃん

う~む。30分も本気で走りまわって、すでに体力も限界。
でも、このまま揚がらないと企画にならないしなぁ~。どうしよう・・・ 
「こんな風のない日じゃ、凧は揚がらないよ」
と、声をかけられて振り向くと、そこには何人ものおじいちゃんたちが・・・。

聞けば、みなさんはこの公園で「ペーパーグライダー」を飛ばしているお仲間だとか。
やっぱりこんな風のない日じゃ、凧は揚がらないよな~。
薄々ダメかなとは思っていたんだけど。
「でも、もしかするとコレなら飛ぶかもしれないよ

そう言いながら登場したのは、飯塚喜和さん。
凧を揚げ続けて5年の大ベテラン、ナント御歳84歳! お若い!

持ってきてくれたのは、飯塚さん自作の凧。
コイツの糸を伸ばして、ホイッと引くと・・・

え~っ、簡単に揚がった~! どうなってるの~!
聞けばこの凧は、ゴミ袋と極限まで削って軽量化した竹ひごのフレームで作ったとのこと。
なので、風がほとんどなくても揚げることができるんだそうだ。
さらに、ボクらが楽しそうにしているモンだから、ちっちゃな子も、つられてやってきた。

よちよちと追いかける姿がとっても楽しそう。

最後は飯塚さんの凧で、凧揚げレクチャー。
凧はシッポが重要なこと、地上より上空の風が大事なことなど、いろいろと教えてもらいました!

大失敗、だけど大成功!

今回の「凧揚げ」そのものは失敗。
でも、飯塚さんとそのお仲間にも出会えたし、ちっちゃな子を連れた親子ともふれあえたという意味では、大成功だったかな?

最近の凧はコンパクト設計のもあるから、鞄に忍ばせておいて、ふとした時に遊んでみよう。また思わぬ出会いがあるかも!

おまけ

飯塚さんたちが遊んでいた「ペーパーグライダー」をやらせてもらいました。
風のない日は凧揚げをあきらめて、こちらで遊んだほうがいいそうです。

3、2、1、発射~!
はじき飛ばされて大空高く舞い上がる飛行機。コレはけっこう楽しいゾ~!

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牛島義之(うしじまよしゆき)

アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、遊びにまつわる数々の原稿を雑誌やWEBサイトにて執筆している。 ⇒今日も明日も『ゆる~い生活』